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ジェフ・ベック(Jeff Beck) Archive

遅ればせながら、ジェフ・ベック2017のライブレポートなど

今回は3列目正面ちょっと左寄りという、最近のジェフ・ベックの立ち位置にピッタリの席でした。
今回の来日メンバーは

ジェフ・ベック(G)
ロンダ・スミス(B)
ジョナサン・ジョセフ(Ds)
カーメン・ヴァンデンバーグ(G)
ロージー・ボーンズ(Vo)
ジミー・ホール(Vo)

というラインナップ。
これまで、キーボードかそれに変わるギターシンセを演奏するギタリストが必ずいたのですが、今回のもう一人のギタリストMカーメン・ヴァンデンバーグはどうでしょうか、それも楽しみの一つでした。

オープニング前にPAのウォームアップ用に流れていたのはブルースでした。
殆ど知らない曲でしたが、ハウリン・ウルフとマディ・ウォーターズくらいは私にも分かりました。

ライブの構成としては、ジェフ・ベックのギター、ベース、ドラムス、カーメン・ヴァンデンバーグ(G)という構成のバンドにボーカルが入れ替わり加わるというスタイル。
聞き方によっては、バラエティーに富んでいて楽しめるということも言えるのでしょうが、私はやはりジェフ・ベックのギターが聴きたいので、ボーカルが入る分失われた曲がもったいない気がしました。

ジェフ・ベックも今年73歳になります。
これからどれくらい来日してくれるか分かりませんが、私にとっては1回1回が貴重なライブです。
できることならゲストなしでジェフ・ベックのギターを堪能させていただきたいと思います。

それで、今回一番の問題はやはりギタリストのカーメン・ヴァンデンバーグでした。
確かにブルースではそれなりのソロを披露し、上手いギタリストではあると思うのですが、それ以上ではないし基本的にこのメンバー編成ならやはりギターシンセは必須と思うのですが、それがないためにブルー・ウィンドは何かメリハリのない演奏になっていたと思います。
ごくわずかのシンセのフレーズですが、これがないと曲が締まらない感じです。
また、この曲だとギターバトルがあってもいいと思いますが、ソロはナシ。
ジェフぇベックのバンドのギタリストは対等に渡り合えるギタリストでないとつまらないな、やっぱり。

ボーカルのジミー・ホールは中々味があって良いと思いました。
人柄が出るというのでしょうか、何となくホンワカとした人懐っこさがあって存在感十分あったし、気持ちよく聞けました。
まあ、必須というわけではないですが。スミマセン(^^;

もう一人のロージー・ボーンズは、オープニングから新譜Loud Hailerのジャケットにもなっている拡声器で歌いながら、会場後ろから通路を通って登場して中々いい雰囲気ではあったのですが、やはり何となくの違和感が私は感じられてこちらはいなくても別によかったかな。

今回は、前々回と同じでデジカメ、タブレット以外撮影オーケーでしたし、録音禁止のアナウンスもなかったのでオーケーだったのでしょう。
何より、ライブ開始前は最前列で「ストロボ禁止」をアナウンスしていたスーツ姿のスタッフが、ライブ開始後は一人もいなかったのはかなり新鮮な光景でした。
仕事だからしょうがないのでしょうが、最前列に客席方向を向いて突っ立っている姿はどうにもライブの光景には不似合いで、以前から気になっていたので今回のライブ全体の印象が大幅にアップしました。

ジェフ・ベックも終始にこやかだったし、気持ちよく演奏していただけたならよかったなと。
あ、残念だった1点、Cause We've Ended As Loversはストラトで演奏したのですが、終わった途端テレキャスに交換して次の曲へ。
テレキャスで弾いてほしかったなぁ。

ということで、ライブ自体は十分楽しめました。
最後に、確かZZトップのBilly Gibbonsからプレゼントされたという、オイル缶ギターでボトルネックを使うジェフ・ベックの写真を。
こういう写真撮影が、隠し撮りでなく堂々とできる、ライブの楽しみが一つ増えた感じです。
写真撮影で音を逃したくなくて、オートで撮影したたため明るめにとれてディテールはとんでますが……

2017年ジェフ・ベック来日コンサートの画像

ジェフ・ベック見てきました

毎度の遅ればせながらのレポートです。
去年に続きジェフ・ベックを見ることができるとは、ありがたいことです。
但し、今回はBlue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN出演の傍らという感じで大阪ではスタンディング(2階は指定席あり)の会場ZEPP NAMBAです。

もちろん最前列が狙える可能性があるスタンディングを選択。
中々いい整理番号だったものの、さすが最前列とはいきませんでしたが、2列め正面若干左より、という最近のステージセッティングではジェフ・ベックのポジションを狙った場所取りです。

これが正解で立ち位置からそのまま前に出てくると目の前です。
ステージ中央にいても、まるでブルーレイの映像を見ているように、指使いもはっきり見ることができました。

今回はフェスティバル出演ということもあってか、ボーカルとしてジミー・ホールが参加しています。
前々から思っているのですが、ジェフ・ベックのバンドにボーカルは必要ないなと。
調べると、ジミー・ホールは70年代ウェット・ウィリーのボーカリストだったんですね。
で、このバンド、どんな音か全然知らなかったんですが、当時名前だけは音楽雑誌等で知っていたバンドです。
Youtubeで検索してみると、をを、中々良いバンドじゃないですか。su
ボーカルもよく声が出ていて、バリバリのバンドですね。
スリムだし、声にもっとハリがあるけど、ジミー・ホール氏に間違いないでしょう。(^^;

やっぱり今回もボーカルが入るとバンドの音の方向性が変わってしまい、ちぐはぐな印象になってしまいました。
ところが、周囲の反応を見ると、ボーカルがいないジェフ・ベック本来の演奏の時にはみんな突っ立ったままで身動きしない、ボーカルが入ると途端に体でリズムを取り始める感じ?

これは何なんでしょう?
ボーカルがいない時はジェフェフベックの演奏に集中、ボーカルが入るとバンドの音を楽しむ?
ジェフ・ベック単体だとリズムに乗り切れない?
なんか周囲は謎のリアクションでした。
ワタシら夫婦はというと、どちらも全身でリズムってかんじでした。(^^;

今年のジェフ・ベックは甘さを抑えた全編ソリッドな音で、気力充実している様子。
71歳にしてこれなら、まだまだ大丈夫です。
でも、年齢は年齢です、いつ何があるか分からず、その意味もあってレギュラーなジェフ・ベックのバンドではないものの見てよかった。
ボーカルが入った分、聞きたかった曲が演奏されなかったのは残念ではありますが、大満足のライブになりました。

ひとつ残念だったこと。
去年のライブでは、ライブ開始の前に会場にアナウンスがあり、デジカメ、タブレット以外は撮影オーケーで、ツイッターなどSNSのアカウントを持っていたらどんどんアップして良い、ということだったので期待していたのですが、今年はしつこく録音、撮影不可を繰り返していました。
前回は時代は変わったものだ、と感慨深かったのですがやはりプロモーターによるんでしょう。

ジェフ・ベックのブルーレイが発売に

ジェフ・ベック〜ライヴ・イン・トーキョー2014【BLU-RAY/日本語字幕付】


ワタシも見に行った今年の日本でのライブ「ジェフ・ベック〜ライヴ・イン・トーキョー2014【BLU-RAY/日本語字幕付】」が11月19日DVD、ブルーレイで発売されるようです。
アマゾン(Amazon)では現在予約受付中ですが、Youtubeには1曲、Big Blockの映像がアップロードされています。

シーンの切替が多すぎるような気もしますが、ステージ上のカメラから主に撮影したライブ映像はありそうで、今まで余り見たことがないような気がして、新鮮です。
それから、何より音質が良さそう、というかギターの音が大きく、非常にクリアに録音されいるようで、これもかなり期待できそうです。

相変わらず国内盤は高めの価格設定に感じますが、ポチッとしてしまうでしょう。

ジェフ・ベック(JEFF BECK)ライブを見てきました

そういえば、このブログの最初の記事も確かジェフ・ベック(JEFF BECK)のライブだったような気がします。
今回は新譜リリース後のライブになるのかと期待していたら、YOSOGAIというシングルがリリースされただけです。
それにしても、予想外とは、どうだアルバムだと思ったら予想外だったろう、という意味なんでしょうか?(^^;

会場には30分くらい前に入って、PAエージング用の曲を楽しみます。
今回はアル・グリーンがよくかかっていました。
最初聞いた時知ってる曲なのに誰の何という曲か思い出せませんでしたが、こういう時はスマホのSoundHoundというアプリが役に立ちます。
アプリを起動して曲を聞かせると、タイトルとアーティスト、アルバムなどの情報を検索してくれるというもので、最初はジョークアプリかと思ったくらいです。
でも実際使ってみると、こういう時にとても便利で、的確に曲の情報を表示してくれます。

スマホといえば、今回のライブで一番驚いたのは開始前のアナウンスでしょう。
大抵のライブでは、この開始前のアナウンスといえば「会場内でのカメラの使用禁止と、録音機器の使用禁止」と決まっています。
ところがこの日は「スマートフォンでの撮影は可、ツイッターやフェイスブックのアカウントがある人はアップロードしてください、ただしプロ用機器とタブレットは禁止」というような内容。

ほんの1年位前までは携帯電話のスイッチは切りなさい、撮影もダメです、というような内容だったと思いますから、時代は変わりましたねぇ。
まあ、総てのライブというわけではなく、夫婦でツイートしているジェフ・ベックならではの計らいなのでしょうか?

ジェフ・ベック(JEFF BECK)2014年アルカイックホールのライブBig Block演奏中

ライブ中に撮影するのは何となく音に集中できそうにないので、1,2曲部分的に試しましたが、やはりライブに集中できなくてつまりません。
最初に撮影し始めた時は「発熱のため中止」のようなエラーが出て、あっという間に停止しました。
それにもめげずチャレンジしましたが、画質は良くないし音は歪んでなんの曲をやっているのかすらわからない、大昔アナログ時代のブートのような音質。
せっかくなので、載せておきます。

こちらは動画からのキャプチャな上に、デジタルズームでの撮影なので画質悪いです。
動画そのものもアップしようと思ったのですが、1920*1080のハイビジョンサイズの割に画質が悪く、音は歪んでるしでやめました。
YouTube(ユーチューブ)にきれいな映像が上がると思いますので、そちらをご覧になって下さい。

ジェフ・ベック(JEFF BECK)2014年アルカイックホールのライブ開始前のステージの様子

今回はキーボードがいなくて、ギターがもう一人ニコラス・マイアー(Nicolas Meier)、というのが何となく気になっていましたが、始まってみるとジェニファー・バトゥンと同じような感じで、MIDI化したギターで控えめにストリングス系の音を流したり、リズムを刻んだりという感じでした。
残念なのは、ブルーウィンドなどではもうちょっと音量が大きくないと、せっかくの掛け合いがよく聞こえませんでした。

ジョナサン・ジョセフ(Jonathan Joseph)はタイトで音数も多くもシンプルにも叩ける中々いいドラマーでしたが、ヴィニー・カリウタやサイモン・フィリップス、テリー・ボジオに比べると華がないというか、ライブではもう一つプラスアルファがほしい感じはしました。

肝心のジェフ・ベックは相変わらず安定していて、小さい音からしっかりしたハーモニックスまで綺麗に出ていて、コンディションは良かったと思います。
ロニースコッツでのライブDVDのインタビューで、ハイポジションでのボトルネックは1cmで1オクターブ変化するというようなことを話していましたから、Angel(Footsteps)を演奏したのは、精神的にも充実していると感じました。

久しぶりのジェフ・ベックは、音がストレートに脳味噌に届く感じが素晴らしく、こんな感覚で聞くことができたライブは久しぶりで大満足でした。

Trombone Shorty(トロンボーン・ショーティ)のBackatown(バッカ・タウン)

Backatown(バッカ・タウン)


YouTube(ユーチューブ)でJeff Beck(ジェフ・ベック)の今年の映像を探していて見つけた、New Orleans Jazzfestの映像です。

いや、Jeff Beck(ジェフ・ベック)若いです。
こういうライブを見てみたい。

この映像でJeff Beck(ジェフ・ベック)が霞みそうな強烈な演奏をしているトロンボーン奏者が、Trombone Shorty(トロンボーン・ショーティ)で、調べてみるとアルバムがあったので、Backatown(バッカ・タウン)を手に入れて聴いていますが、中々ファンキーかつグルービー(おもいっきり死語)で気に入ってます。

曲によってはかなりロックっぽいものあり、ジャズっぽいものあり、当然というかヒップホップ、ソウルもありで、しかも、私好みのバタ臭い音に仕上がっていて、アルバム1枚飽きずに聞くことができます。(最近はどうもアルバム1枚聞く元気がない……)

Jeff Beck(ジェフ・ベック)のライブ見てきました

開場が少し遅れましたが、最近のライブでは珍しいかも。
まあ、Guns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)は壮絶に遅れたらしいですが……
中に入ってみると、先日のAC/DCと比べると信じられないくらい狭く感じます。(それでも1800人くらいは収容できるようですが)
PAもネットの付いたかなりコンパクトなもの。
PAのエージング用の曲も蚊の鳴くような音量ですが、これだと何となくライブ前の雰囲気が盛り上がりませんね。

開場が遅れたのは機材の調整に時間がかかっているとのことでしたが、確かに「まもなく開演」のアナウンスがあっても、まだスタッフがチューニングやらサウンドチェックをしている状態。

さて、いよいよ開場が暗転し、メンバーがステージに登場しライブが始まります。
ジェフはステージの端からギターを弾きながらの登場です。
演奏した曲は、新作+旧作+アルバム未収録曲したが、3月20日ソウルのセットリストに入っている「High Speed Country」というのは演奏しなかったのか、初めて聞く曲名だしYouTube(ユーチューブ)で検索しても見つからないので気になるところです。

今回の来日メンバーはどうでしょうかねぇ。
ドラムスのがNarada Michael Walden(ナラダ・マイケル・ウォルデン)は、ちょっと重すぎるような気がしました。
やはり、Jeff Beck(ジェフ・ベック)には、重さより手数が多い、Vinnie Colaiuta(ヴィニー・カリウタ)、Simon Phillips(サイモン・フィリップス)、Terry Bozzio(テリー・ボジオ)辺りがワタシの好みです。

ベースのRhonda Smith(ロンダ・スミス)は今までJeff Beck(ジェフ・ベック)のバックにいたベースでは一番芸達者で、目立つ人です。
ベースもオートワウのようなエフェクトを使っていたり、エレクトリックウッドベースを弾いたり、自分のアルバムもリリースしているくらいだから、ボーカルもドスの利いた声でよく歌えていたし、今回の選曲では文句のない人選だったと思います。
が!
やっぱり、ワタシはTal Wilkenfeld(タル・ウィルケンフェルド)の方が、合っているのではないかという気がしました。
このサイトの名称通り、ワタシにとってはギターが一番。
ギターを邪魔しない、Jeff Beck(ジェフ・ベック)をしっかりサポートしつつ、テクニックもある、そういうベーシストがワタシ好みということでしょう。

Rhonda Smith(ロンダ・スミス)のオフィシャルサイトはこちら

早い日程のライブを見た人は、「途中眠くなるところもあったけど後半はよかった」などとおっしゃっていましたが、何を言ってるんでしょうか? 何を聴いていたのでしょうか?
まあ、正直に言うと、確かに眠いライブになるのではないかと、新譜を聞いたい当初は思ったこともありました。
それとも、Jeff Beck(ジェフ・ベック)のコンディション他の要因で、本当にそういう演奏だったのでしょうか?
しかし、この日の演奏は、新譜の中の大人しめの曲でも全くダレることがなく、Jeff Beck(ジェフ・ベック)は、素晴らしいテンションをキープしていました。

How High The Moonでは、Rhonda Smith(ロンダ・スミス)のハーモナイザーの効いたボーカルが、オリジナルの雰囲気をよく出していたし、クラプトンと一緒に演奏するための選曲だったのかと思っていた、Higherもしっかり自分のスタイルで曲としてでき上がっていました。
Mna Na HeireannはSinead O'Connorの曲らしいですが、いかにもアイルランドっぽい雰囲気で、Sharon Corrのフィドルがなくても十分素晴らしかった。

あっという間に終わったライブで感じたことは、Jeff Beck(ジェフ・ベック)が今までになく丁寧に演奏していたように思えたこと。
それと、最後は自分のギターを会場に投げる真似までしたりと、とても楽しそうだったのが印象的でした。
楽しそうといえば、ベースのRhonda Smith(ロンダ・スミス)もJeff Beck(ジェフ・ベック)の方を見ながらニコニコしながら演奏していることもあり、想像ですが、やはりJeff Beck(ジェフ・ベック)と同じステージにいて演奏しているというのは、ミュージシャンにとっても楽しくて仕方ないのかも、と思ったりしました。

ライブの後は、初めてジェフ・ベックを見たという義兄の知り合いの居酒屋に行き、ライブで一緒だった人達と夜中まで話は尽きませんでした。

Jeff Beck(ジェフ・ベッック)の新譜 Emotion and Comotion(エモーション・アンド・コモーション)

エモーション・アンド・コモーション

アマゾン(Amazon)で予約していたJeff Beck(ジェフ・ベッック)の新譜Emotion and Comotion(エモーション・アンド・コモーション) が、いつも通り発売日にきっちりと届きました。

いくつかの曲は今までに書いたようにYouTube(ユーチューブ)の映像で見ることができたし、アマゾン(Amazon)のサンプルを聞くこともできたので、大体のアルバムの雰囲気は掴めていたつもりでした。

で、アルバム全体を聞いたい感じも、サンプルで聞いたのと殆同じ印象です。
アマゾン(Amazon)のユーザーレビューでは絶賛の嵐ですが、ワタシには「Jeff Beck(ジェフ・ベッック)は一体どこにいたの?」というのが正直なところです。

ボーカリストを起用するのもよいでしょう、過去にもジェフ・ベック・グループ(Jeff Beck Groupe)、特にオレンジアルバムのように素晴らしいアルバムもありました。
「連中は蚊の鳴くような音でレコーディングするんだ。」と、オレンジアルバムについてJeff Beck(ジェフ・ベッック)が言ったということをネットで知りましたが、それでも、ギターの存在感はずば抜けていたと思います。

う~む、ワタシが先入観にとらわれすぎているのか、感覚が鈍っているのか、修行が足りないのか……
何となく、不完全燃焼で終わったアルバムです。
まあ、ワタシの場合、1週間後、いや、1年後に目覚めるアルバムもありますから(Blow By Blowもそうでした)、1年後は熱く語っているかも……

Jeff Beck(ジェフ・ベック) with Strings

ネットの情報では、Jeff Beck(ジェフ・ベック)は新譜Emotion and Commotion(エモーション・アンド・コモーション)で、Somewhere Over The Rainbow、Nessun Dorma、Elegy For Dunkirkがオーケストラ入りということですが、YouTube(ユーチューブ)で2010年2月13日ロンドンのO2 Arena(O2アリーナ)でのライブ映像を見つけました。
この映像では、Jeff Beck(ジェフ・ベック)が小規模なストリングスをバックに演奏する様子を見ることができます。

バイオリン奏者が加わりますが、青いバイオリンなので、ひょっとして同じブルーのフィドルがトレードマークのEileen Ivers(アイリーン・アイヴァース)かと思ったんですが、演奏後に紹介を聞くと、なんとSharon Corr(シャロン・コアー)でした。
久しぶりにコアーズを思い出し、Andrea Cor(アンドレア・コアー)はどうしているのかと、ぐぐってみたら、2009年8月に大金持ちの息子Brett Desmondと結婚したそうです。

そういえば、一緒に演奏しているバンド、最近のメンバーではないですね。
どういうラインナップなんでしょう?

それにしてもこの映像、HD camcorderで録画したというだけあって、暗い部分にもノイズが無く綺麗な映像です。
凄い時代になったものです。
ただ、音がいかにもオーディエンスものというが残念です。
これが今後の課題でしょう。(って、そういう目的に使うものじゃありませんね。)

最近のブートCDでは、ワイヤレスのモニターヘッドセットの音と会場の音をミックスしたとかいうもののあるようですが、ワイヤレスの電波をジャックしているということでしょうか、何でもありの世界ですね。

Jeff Beck(ジェフ・ベック)の新譜 Emotion and Commotion

エモーション・アンド・コモーション

遂に、Jeff Beck(ジェフ・ベック)のスタジオ盤、
Emotion and Commotion(エモーション・アンド・コモーション)が発売されますね。
前作は、……としばらく考えないと思い出せないくらいですが、2003年の Jeff でした。
7年前ですか、その間にもライブを見たり、オフィシャルブートやDVDがリリースされているので、そんなに長い時間が立っている気がしませんでしたが、確かにスタジオアルバムはありませんでした。

収録されている曲は

1 Corpus Christi Carol
2 Hammerhead
3 Never Alone
4 Somewhere Over The Rainbow
5 I Put A Spell On You
6 Serene
7 Lilac Wine
8 Nessun Dorma
9 Pristine Delusion
10 Elegy For Dunkirk

という10曲です。
プロデューサーが、Trevor Horn(トレヴァー・ホーン)とスティーヴ・リプソンだそうです。レコーディングはSarm Studiosということなので、ZTT Recordsからリリースされてもよさそうな。
そういえば、レーベル変わったんですよね。
輸入盤はRhino、国内盤はワーナーミュージック・ジャパンです。

で、Somewhere Over The Rainbow、Nessun Dorma、Elegy For Dunkirkがオーケストラ入りだそうですが、何年か前、オーケストラと共演作をレコーディング中とか何とというニュースを聞いたことがあるような。
まあ、昔から Charlie Parker with Strings など、ストリングスものは昔からありますからそういうのをやりたかったのかも。

女性ボーカルも入ってます。

Lilac Wine(Imelda May
Elegy For Dunkirk(Olivia Safe)
I Put A Spell On You(Joss Stone

何と言ったらいいか、久しぶりのアルバムではありますが、ワタシ的にはこの辺でちょっとテンション下がります。
DVDでも同じような感想を持ったのですが、やっぱり、Jeff Beck(ジェフ・ベック)にボーカルは必要ないと思うのはワタシだけでしょうか?

それぞれのボーカリストはよいと思いますし、Joss Stone(ジョス・ストーン)は結構好きなシンガーです。
でも、ワタシはJeff Beck(ジェフ・ベック)のアルバムはJeff Beck(ジェフ・ベック)だけ聞けたらと思います。

まあ、実際に聴いてみないと何とも言えませんけど……

YouTube(ユーチューブ)を検索すると、このアルバムの3曲は色々なライブで演奏した映像を見ることができます。

■Corpus Christi Carol

■Lilac Wine

■Nessun Dorma

ところで、CCR(Creedence Clearwater Revival)等が演奏している、I Put A Spell On You(アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー)ですが、Joss Stone(ジョス・ストーン)でも、やっぱりオリジナルのScreamin Jay Hawkins(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)のこの迫力にはかなわないと思います。

完全に話は横道にそれてますが、更にヨタは続く……
Screamin Jay Hawkins(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)といえば、名曲Constipation Bluesですよ。
このバージョンでは、延々とキバってます。(^^;
しかも、Serge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)との共演ですから、凄いです。

どんどん横道にそれそうなので、ヨタもこのへんで。

ジェフ・ベック来日決定

2010年4月、ジェフ・ベック(Jeff Beck)の来日が決まりましたね。
コンサートのスケジュールは、


・名古屋
2010-4-5 Mon. 中京大学文化市民会館 オーロラホール

・大阪・兵庫公演
2010-4-7 Wed. グランキューブ大阪
2010-4-8 Thu. アルカイックホール

・東京公演
2010-4-8 Sat. JCB HALL
2010-4-12 Mon. 東京国際フォーラム ホールA
2010-4-13 Tue. 東京国際フォーラム ホールA

ということです。

今年はキーボードがデイヴィッド・サンシャス(David Sancious)でなんとなくパッとしない感じでしたから、今度はジェイソン・リベロ(Jason Rebello)が来て欲しいところです。
また、タル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfeld)で、ジェフがニコニコしてるんでしょうか?
今年は今までになく楽しいステージでしたが、来年はそろそろセットリストも変えて欲しいと思います。
また違ったジェフを見れたらいいんですが……

ところで、ジェフ・ベック(Jeff Beck)という人は、プライベートな映像や画像を殆ど見たことがないのですが、以前オフィシャルサイトで Car Crazy という番組に出演するという情報があったんですけど、結局 Car Crazy のサイトでその映像を見つけることができないままになっていました。

先日ふと、見たいものは YouTube(ユーチューブ)に聞け、という私の座右の銘を思い出し、検索したら見つかりました。
偉いぞ、YouTube(ユーチューブ)!

すごいですね、このコレクション、圧巻です。
奥さんも写真では見たことありますが、画家なんですね。
なんか、肝っ玉かあさんという感じで、なんとなくやんちゃなイメージのあるジェフ・ベック(Jeff Beck)をしっかりと支えていそうな感じです。

もっと立派な(失礼)邸宅みたいなところかと思ったら、何となくスティーブ・ウィンウッド(Steve Winwood)の家と似たような、田舎の古い農家って感じですね。
イギリス人って、こういう所に住むのが好きなんでしょうか?

それにしても、どの車もピカピカで、相当気合を入れて手入れしている感じです。
残念ながら私の英語力では殆どの会話を理解出来ないのですが、子供の頃こういった車を見たときに、それまでエンジンルームっていうのは汚くよごれているというイメージだったのが、ピカピカなのが不思議だった、とかなんとか言っているのはなるほどと納得してしまいました。(間違っているかもしれないけど、この程度の英語力です……)

キング・クリムゾン(King Crimson)やレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)等は、DVDボックスやCDボックスセットにレアな映像を収録したりしていますが、ジェフ・ベック(Jeff Beck)のボックス・セットリリースの暁には、是非この映像を日本語字幕付きで収録していただきたいと思います。
そういえば、このビデオに登場するジェフの犬が、なんか見たことのないような種類でした。

ジェフ・ベック(Jeff Beck)@Car Crazy Part1


ジェフ・ベック(Jeff Beck)@Car Crazy Part2

JEFF BECKファンは見るべし Performing This Week: Live at Ronnie Scott's

Performing This Week: Live at Ronnie Scott's [Blu-ray] [Import]

輸入盤ですが、ブルーレイも出ています。

amazonから入荷が贈れているとの連絡があり、ひょっとして……と心配していたジェフ・ベック初のライブ正規盤 Performing This Week: Live at Ronnie Scott's [Blu-ray] [Import] が3月30日早朝(驚くくらい早い時間に)郵便受けに入っていました。
せっかくのDVDですから、コンピューターのディスプレイや自宅の29型くらいの画面で見る気になれず、カミさんの仕事が休みの水曜日、実家に設置しているプロジェクターで見てきました。

まずは、インタビューから。
これはファンなら本編と同じくらい楽しめると思います。
ジェフ・ベックはインタビュー嫌いとか言われていたし、確かに、若い頃は余り笑わないしで、どういう内容なのかと思っていましたが、よく笑うし、ジョークも交えながら、とてもいい人という感じ。

話している内容も、小さいクラブに出演することになったいきさつから、ヤードバーズ時代のクラプトンとの出会いについて、今のメンバーについてなどに加え、1曲ずつエピソードを紹介するサービス満載。
このインタビューを聴くと、トニー・ハイマスがたくさんいい曲を提供しているのが分かります。
かつてインタビューで「弾きやすい曲を書いてくれる」と言ってましたっけ。
このインタビューだけ独立した1枚のDVDだったとしても、買う価値があるといってもいいでしょう。

本編ですが、まず、気に入ったのがメニュー画面のバックの映像。
ライブが始まる前のステージを後ろの方から撮影したものなんですが、各テーブルのオレンジ色のランプが綺麗だし、ザワザワした雰囲気が「これからライブが始まる」という期待感を盛り上げてくれます。
ワタシは実際のライブでも、ザワザワした周りの雰囲気に混ざって流れる、PAのエージング用の曲を聞きながら、自然に体がリズムを取り始める、あの感じが大好きなんです。
正に「この感じよ、この感じ」です。

本編をスタートさせると、カメラがやたら不自然なズームを繰り返すし、視点が一定しないカメラワークで、一瞬「これは、あれかな、ゲージツ作品を作ろうとしているのか」という不安がよぎりました。
ワタシはライブの映像に関しては、妙な演出は必要としません。
「見てると退屈なんじゃなかろうか?」と心配には及びません。
ただただ、ライブを忠実に正確に撮影していただければ、まるで最前列で見ているように撮影していただければそれでいいんです。

1曲目が終わると、カメラも段々落ち着いてきて、ずっと見やすくなってひと安心。
なにより、ジェフ・ベックの右手・左手の手元のアップが多く、細かい弾き方やアーミングをじっくりと見ることができる、中々いい撮影だと思いました。
ジェイソン・リベロもいい演奏していますね、今年のライブで見れなかったのは残念。
まあ、欲を言うなら、もうちょっとジェフ・ベックに固定した映像でもよかったかなと。
音質も非常によくて、ワタシのしょぼいアナログのサラウンドでも音に包まれて気持ちよく聴けました。

不思議なことに、見終わって家に帰る途中、「今日はいいライブを見たなぁ」と思ってしまったこと。
翌日もカミさんと「昨日のライブはよかったね、って感じだ。」と話し合ってました。
旧ブルーノート大阪の最前列って、もっと近いですがこんな感じですねぇ、そういえば。

この素晴らしいライブ盤を製作した、Eagle Entertainment.Sony Musicには感謝であります。

ジェフ・ベックのレアなライブ映像

なにがレアといって、これはないでしょう。
3分あたりからの映像に注目!!!
一瞬ですが、誰からの着信かだけチェックした感じですね。

それ以降なにかキョロキョロ落ち着かないし、電話がかかってくるのを待っている雰囲気。
オークションで落とした車の出品者からのメールを待っているとか……
子供の具合が悪いとか……
なにかとても気になっているご様子。
でありながら、すぐに演奏に復帰してしっかりした音を出しているのはさすがというべきか……

ちなみに、まだ頭の中でジェフ・ベック音が鳴っています。
土曜日は起きたときからベックス・ボレロが鳴っていて、何となく口ずさんでいたらカミさんが「あ、まだ音が鳴ってるんや」とすかさず。
きっとカミさんも何かの曲が鳴っていたんでしょう……

遊び心があって楽しかった Jeff Beckのライブ

行ってきました。
単独では今回のツアー最終日です。

ジェフは、機嫌もコンディションもよさそうででした。。
「を、ここでこうくるか」みたいな、予想できない音は健在で、楽しませていただきました。
更に、今回ちょっと驚いたのは、ハーモニックスでのミストーンというか、ほかの弦の音が混ざったり、綺麗に音が出なかったり、ピッキングの音が大きかったり、そういうことが全然なくてとてもうまくコントロールできていると感じました。

しかし、足元にエフェクターボードがあったのはちょっと残念というか、1999年の頃のように足元には何もなく、ストレートなギターの音でいいのではないかと思います。
全体の音のバランス的に、ベースがちょっと大きめだったかな?
もっとギターの音を大きくして、耳が痛くなるくらいに「キュイーン」と聞かせて欲しかった。
と、まあ細かいことは色々ありますが、素晴らしいライブを堪能しました。

Tal Wilkenfeldは、ユーチューブに転がっている客席映像を見て、なんか撮影のアングルのせいかと思っていたのですが、実際見てみるとベースと同じくらい?
確かに、うまい人です。
でも、まだ、これがTal Wilkenfeldの音、というものはない気がするので、これからですね。
ひとつ気になったのは、音数が多いこともあってジェフの音に被ることがある点。
それと、Cause We've Ended As Loversのベースソロは、ジェフの音楽世界とちょっと違う感じで馴染まないような気がした。
まあ、そんなのは細かいことで、とにかく見た目もリアクションもかわいい人で、バンドに華を添えてました。
ジェフのアクションに反応して、「キャー」という叫び声をあげたりしていて、それがナマで聞けたのは今回の5列目という席のメリットでした。
ベース二人羽織ソロも笑いながら見てました。

キーボードのDavid Sanciousは、以前エリック・クラプトンのライブで見ましたが、中々牧歌的でいい音を出していたので、ジェフ・ベックとは風に絡むのかという興味があったんですが……
ミキシングのせいもあるかもしれないけど(音量小さめ)残念ながら、殆ど存在感なく、キーボード抜きのトリオでも問題ない感じ。
むしろ、小さい音で割りとシンブルなシンセの音が鳴っていると耳障りにも聞こえました。
うまいとかという問題でなく、前任者のJason Rebelloの方がスタイル的に合っていた気がします。
そもそも、ジェフ・ベックに合うキーボードって難しいと思います。
やっぱり、ヤン・ハマーか訳の分からないトニー・ハイマスあたりがいいんだと、最近は思っています。

ドラムスのヴィニー・カリウタは、相変わらず全開で頑張っていました。

今回も立って頑張るぞ、と思ってたら、皆さんの座りのままおとなしくお聞きになっていて、ちょっと残念。
まあ、聴き方は自由ですが、あれだけの演奏を聴きながら体ひとつ動かさない人が殆どだったのは不思議です。
じっと演奏を、指を見ていらっしゃるのかもしれませんが、バンドの音が流れれば自然に体がリズムをとるものだと思っている私とカミさんは完全に浮いていたと思います。
最後になってやっと立てたので、まあよしとしましょう。

セットリストは
1. Beck's Bolero
2. The Pump
3. Eternity's Breath
4. You Never Know
5. Cause We've Ended as Lovers
6. Behind the Veil
7. Blast from the East
8. Stratus
9. Angel
10. Led Boots
11. Nadia
12. Snake Oil
13. Goodbye Pork Pie Hat / Brush with the Blues
14. Blue Wind
15. A Day in the Life
- - - - - - - encore - - - - - - -
16. Where Were You
17. Big Block
18. Scottish One
19. The Peter Gunn

ウドーのサイトを元にしてますが、こんな感じ?
Where Were Youもいいけど、やっぱりOver The Rainbowを聞かせて欲しかった。
ここで終わりと思ったら、続きがあって驚いた。
どっかで聞いたことのあるような、TVドラマの曲のような、The Peter Gunnは、調べてみると1958から1961にアメリカで放映された、元祖私立探偵テレビ・シリーズだそうです。
Audio-Visual Triviaに詳しい解説があります。
この曲が楽しくてよかった。

また、来年もきてください、お願いします。

Performing This Week...Live at Ronnie Scott's

ライブ・ベック3~ライブ・アット・ロニー・スコッツ・クラブライブ・ベック3~ライブ・アット・ロニー・スコッツ・クラブ
ジェフ・ベック

曲名リスト
1. ベックス・ボレロ
2. エターニティーズ・ブレス
3. ストレイタス
4. 哀しみの恋人達
5. ビハインド・ザ・ヴェイル
6. ユー・ネヴァー・ノウ
7. ナディア
8. ブラスト・フロム・ジ・イースト
9. レッド・ブーツ
10. エンジェル(フットステップス)
11. スキャッターブレイン
12. グッドバイ・ポーク・パイ・ハット/ブラシ・ウィズ・ザ・ブルース
13. スペース・ブギー
14. ビッグ・ブロック
15. ア・デイ・イン・ザ・ライフ
16. ホエア・ワー・ユー

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先週オーダーしていた新譜が発売日にきっちり届きました。(上の画像は日本盤ですが、ワタシはイギリス盤をオーダーしました。)
いいぞ、amazon。
で、レーベルはEpicではなく、 Eagle Rock Entertainment です。
ライブものを中心にリリースしているレーベルのようですが、Epicとの関係はどうなっているんでしょうか。

ジェフ・ベックは2007年11月27日から12月1日まで、ロンドンの Ronnie Scott's Jazz Club に出演しましたが、このCDはその内11月30日の模様を録音したものです。

巷では、Exhaust Noteというブートが出回っていて、11月29日の演奏も収録されています。
29日はゲストとして、 Imogen Heap、Joss Stone、そして Eric Clapton が出演していますが、さすがにこちらはリリースできなかったのでしょう。
30日は、前半が Crazy Legs との競演で、後半がこのCDに収録されているというわけです。

Exhaust Note はキーボードの音量が若干低いものの、ライン録音のような高音質で、今までリリースされたオフィシャル・ブートと比較しても遜色のないものです。
ひょっとして、今度のアルバムもオフィシャル・ブートくらいの音質か?
と思っていたのですが、これが大外れ。
ちゃんとスタジオでリミックスされたものになっていて、バランス・音質的には比較にならないくらい高音質です。
しかも、ギターの音が痩せたりしないで、しっかりライブの雰囲気も伝わります。

何より、演奏がすばらしくジェフのギターはますますシャープでソリッドで、しかも Where Were You は今までのライブの中でも最も繊細に演奏していると思いますが、全体的にもライブとしては最高レベルの演奏だと思います。
ギターとキーボードのハモり、短いけどドラムソロ、ベースソロもあってバンドとしてのサウンドになってきているのが分かります。

よく考えたら、ジェフ・ベックがソロでちゃんと製作された単独のライブ盤というのは初めてではないでしょうか。
こうなると、12月にリリース予定というDVDも期待していいでしょう。

JEFF BECKのCD、DVDリリース

Performing This Week...Live at Ronnie Scott's
Performing This Week...Live at Ronnie Scott's

去年ロンドンの Ronnie Scott's で競演したときのライブが、BBC4で10月24日に放映されたようですね。
恐らくその映像と思われるものがYouTubeに流れていて、クラプトンとの競演映像も見ることができます。
また、このライブは11月17日CDが発売されると、アマゾンでも予約受付中です。
ここのところのオフィシャルブートが、オフィシャルサイトでのリリースから結構時間がたってアマゾンで販売されていたことを考えると、すばらしいことだと思います。
さらに、12月にはDVDもリリースされるようですが、いずれもクラプトンとの競演は収録されていない模様。
収録曲からして、クラプトンが出演しなかった日の方でしょう。
YouTubeの映像を見ると、みんなニコニコとわきあいあいな雰囲気で、ゲストの Joss StoneとImogen Heapと、もちろんEric Clapton の映像も見ることができますが、クラプトンがあんな小さいクラブに出演するのは珍しいんじゃないでしょうか?

収録曲と、バンドのラインナップは以下のようになっています。

1.Beck’s Bolero
2.Eternity’s Breath
3.Stratus
4.Cause We’ve Ended As Lovers
5.Behind The Veil
6.You Never Know
7.Nadia
8.Blast From The East
9.Led Boots
10.Angels (Footsteps)
11.Scatterbrain
12.Goodbye Pork Pie Hat / Bush With The Blues
13.Space Boogie
14.Big Block
15.A Day In The Life
16.Where Were You

Jeff Beck with
Tal Wilkenfeld(bass)
Vinnie Colaiuta(drums)
Jason Rebello(keyboards)

ジェフ・ベックのオフィシャルブート第2弾!

Bolero
Stratus
You Never Know
Cause We've Ended
Behind The Veil
Two Rivers
Star Cycle
Big Block
Nadia
Angels
Scatterbrain
Led Boots
Pork Pie/Brush
Rainbow

先月オフィシャルストアでオーダーしたアルバムが届きました。
前回は送料込1900円くらい、今回は3500と為替レートの違いがあるかもしれないけどずいぶん高くなった印象。
ジャケットは、さらにペラペラになって、プリンタなどのハードについてくるドライバディスクのジャケットみたい。

今回も詳細なデータは全くなく、曲目もご覧のとおりの適当さ。
(ジャケットにもこのとおりに書いてあります。)
録音は去年ながらメンバーは来日時とは違い、おととしと同じラインナップ。
サウンドボード録音で一切スタジオでの操作はしていないと書いてあります。

演奏は前作よりまとまっているし、ジェフ・ベックの調子も中々いい感じ。
ただ、ギターの音質に関しては前回のほうが生々しかった。
ヴィニー・カリウタが叩きまくっていて、圧巻なのは実際見たライブと同じ印象。
やっぱりすごい、この人は、と再認識。
ただ、パワーが何となく内側に向かっている感じで、テリー・ボジオの方が
外に向かっていく音で、スケールは大きく感じます。
選曲は今のライブでは、これ以上はないでしょう。
Two Riversが入っているのもいいし、このアルバムの価値は何といっても
Over The Rainbow がCDとして記録され残るということにつきます。
大げさな言い方かもしれませんが、この曲における演奏はジェフ・ベックの
名演のひとつだと思うのです。

UDO Music Festival

まあ、なんというかウチもフジロック並みのことはできるぞ、もっと有名どころが揃えられるぞ、ということでしょうか。

ウドーが開催するジジイ向け野外ライブ。



7月23日大阪へ行く予定にしました。

Santana, Jeff Beck, The Doobie Brothers, The Pretenders, Nuno Bettencourt, Fourplayなどというラインナップは正にワタシらジジイ向け。

それにしても、高齢なミュージシャンが夏の暑さに耐えられるんでしょうか、気になります、気の毒です。(^^;



まあ、その前に自分の心配をしなければなりません。

フジロックは高原でさすがに涼しく見れましたが、夏の大阪は半端じゃないと思います。



この日の出演者の中では Teddy Thompsonが珍しいというか、聞いたことはないんですが、何でも Richard&Linda Thompsonの息子とか。

ちょっと興味あります。

後は何といっても Fourplay なんですが、これはやっぱり野外でなくブルーノート最前列でラリー・カールトン見たいです。

ワインでちょっと酔っ払って見ると最高だと思うんですが……

音的にも、夏の昼間(たぶん)暑い中で聞く紋でもないと思います、残念。



7月22日の出演者の中では、Porcupine Tree が珍しいですね。

日本での知名度はどれくらいのものなんでしょう?

最近の音はハードロック、メタルっぽくなっているようですが、90年代初期には湿ったブリティッシュプログレで、当時のファンサイトの中には「もうピンクフロイドは要らない」なんて書いてあるのも見ました。

Signify
Signify
Sky Moves Sideways
Sky Moves Sideways
このあたりのアルバムがいかにもブリティッシュロック、いかにもプログレ

スティーブン・ウィルソンの別プロジェクト、No-Man も中々いいバンドです。

Jeff Beck Yardbirds時代の動画(メモ)

Jeff Beckの動画をぐぐっていてたどり着いた、平凡で音楽でギターなblogここで。

・ヤードバーズの動画1

 Jimmy Page時代のライブ映像(Jeffはいません)。

 弓まで持ち出して暴れてます。

・ヤードバーズの動画2

 JeffのYardbirds時代のライブ映像が見れます。

探せば色々あるものですね。

Jeff Beckの動く姿を見ることのできるオフィシャル製品
アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~レッド、ホワイト & ブルースLive By Requestモンティ・パイソン&ザ・シークレット・ポリスマンズ 1976-1991 DVDコンプリート・ボックス

ジェフ・ベック来日

完全に出遅れております。(汗)



7/2(東京)、7/7(広島)、7/9(大阪)と見てまいりました。



Jeff Beckの場合、ギターをどう弾くかを楽しむものと思っていますから、今回3回見たのは大正解で、それぞれに微妙に違う演奏を堪能しました。



それにしても、ギターの取扱いがますますうまくなってきました。



ギターでどういうメロディーやフレーズを弾くかというテクニックだけではなく、例えば長く伸びているトーンの中でトレモロアームを使い微妙に音程を変化させるとか、音が消えていくまでの中に細かい音を入れるとか、隅々まで音に対する神経が行届いている感じ。



素晴らしいです。



バックに関しては、1999、2000年の気持ちよくギターを弾くためのバンドというのではなく、音をぶつけ合うことのできるバンドを目指したのでしょうか?



始めて動く姿を見た期待のヴィニー・カリウタ、鬼のようなバスドラ連打は凄かったですが、ジェフにはもっと凶暴なドラムが必要かな?



キーボードも何となく弱いか。



そうすると、所謂ギターショップ・トリオが見たくなるわけです。



ボーカルは……いましたね。



広島では、Cause We've Ended As Lovers でテレキャス弾きました。今回はここだけで弾いたんでしょうか。

価値あるライブでした。



ギターの音質に関しても、かなり歪んだ音なんですが、とても透明感があって澄んだ音に感じるのはどうしてでしょう。



是非また来年も来てください、お願いします。

Home > ジェフ・ベック(Jeff Beck)

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