- 2017-02-08 (水)
- ジェフ・ベック(Jeff Beck)
今回は3列目正面ちょっと左寄りという、最近のジェフ・ベックの立ち位置にピッタリの席でした。
今回の来日メンバーは
ジェフ・ベック(G)
ロンダ・スミス(B)
ジョナサン・ジョセフ(Ds)
カーメン・ヴァンデンバーグ(G)
ロージー・ボーンズ(Vo)
ジミー・ホール(Vo)
というラインナップ。
これまで、キーボードかそれに変わるギターシンセを演奏するギタリストが必ずいたのですが、今回のもう一人のギタリストMカーメン・ヴァンデンバーグはどうでしょうか、それも楽しみの一つでした。
オープニング前にPAのウォームアップ用に流れていたのはブルースでした。
殆ど知らない曲でしたが、ハウリン・ウルフとマディ・ウォーターズくらいは私にも分かりました。
ライブの構成としては、ジェフ・ベックのギター、ベース、ドラムス、カーメン・ヴァンデンバーグ(G)という構成のバンドにボーカルが入れ替わり加わるというスタイル。
聞き方によっては、バラエティーに富んでいて楽しめるということも言えるのでしょうが、私はやはりジェフ・ベックのギターが聴きたいので、ボーカルが入る分失われた曲がもったいない気がしました。
ジェフ・ベックも今年73歳になります。
これからどれくらい来日してくれるか分かりませんが、私にとっては1回1回が貴重なライブです。
できることならゲストなしでジェフ・ベックのギターを堪能させていただきたいと思います。
それで、今回一番の問題はやはりギタリストのカーメン・ヴァンデンバーグでした。
確かにブルースではそれなりのソロを披露し、上手いギタリストではあると思うのですが、それ以上ではないし基本的にこのメンバー編成ならやはりギターシンセは必須と思うのですが、それがないためにブルー・ウィンドは何かメリハリのない演奏になっていたと思います。
ごくわずかのシンセのフレーズですが、これがないと曲が締まらない感じです。
また、この曲だとギターバトルがあってもいいと思いますが、ソロはナシ。
ジェフぇベックのバンドのギタリストは対等に渡り合えるギタリストでないとつまらないな、やっぱり。
ボーカルのジミー・ホールは中々味があって良いと思いました。
人柄が出るというのでしょうか、何となくホンワカとした人懐っこさがあって存在感十分あったし、気持ちよく聞けました。
まあ、必須というわけではないですが。スミマセン(^^;
もう一人のロージー・ボーンズは、オープニングから新譜Loud Hailerのジャケットにもなっている拡声器で歌いながら、会場後ろから通路を通って登場して中々いい雰囲気ではあったのですが、やはり何となくの違和感が私は感じられてこちらはいなくても別によかったかな。
今回は、前々回と同じでデジカメ、タブレット以外撮影オーケーでしたし、録音禁止のアナウンスもなかったのでオーケーだったのでしょう。
何より、ライブ開始前は最前列で「ストロボ禁止」をアナウンスしていたスーツ姿のスタッフが、ライブ開始後は一人もいなかったのはかなり新鮮な光景でした。
仕事だからしょうがないのでしょうが、最前列に客席方向を向いて突っ立っている姿はどうにもライブの光景には不似合いで、以前から気になっていたので今回のライブ全体の印象が大幅にアップしました。
ジェフ・ベックも終始にこやかだったし、気持ちよく演奏していただけたならよかったなと。
あ、残念だった1点、Cause We've Ended As Loversはストラトで演奏したのですが、終わった途端テレキャスに交換して次の曲へ。
テレキャスで弾いてほしかったなぁ。
ということで、ライブ自体は十分楽しめました。
最後に、確かZZトップのBilly Gibbonsからプレゼントされたという、オイル缶ギターでボトルネックを使うジェフ・ベックの写真を。
こういう写真撮影が、隠し撮りでなく堂々とできる、ライブの楽しみが一つ増えた感じです。
写真撮影で音を逃したくなくて、オートで撮影したたため明るめにとれてディテールはとんでますが……
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