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遊び心があって楽しかった Jeff Beckのライブ

行ってきました。
単独では今回のツアー最終日です。

ジェフは、機嫌もコンディションもよさそうででした。。
「を、ここでこうくるか」みたいな、予想できない音は健在で、楽しませていただきました。
更に、今回ちょっと驚いたのは、ハーモニックスでのミストーンというか、ほかの弦の音が混ざったり、綺麗に音が出なかったり、ピッキングの音が大きかったり、そういうことが全然なくてとてもうまくコントロールできていると感じました。

しかし、足元にエフェクターボードがあったのはちょっと残念というか、1999年の頃のように足元には何もなく、ストレートなギターの音でいいのではないかと思います。
全体の音のバランス的に、ベースがちょっと大きめだったかな?
もっとギターの音を大きくして、耳が痛くなるくらいに「キュイーン」と聞かせて欲しかった。
と、まあ細かいことは色々ありますが、素晴らしいライブを堪能しました。

Tal Wilkenfeldは、ユーチューブに転がっている客席映像を見て、なんか撮影のアングルのせいかと思っていたのですが、実際見てみるとベースと同じくらい?
確かに、うまい人です。
でも、まだ、これがTal Wilkenfeldの音、というものはない気がするので、これからですね。
ひとつ気になったのは、音数が多いこともあってジェフの音に被ることがある点。
それと、Cause We've Ended As Loversのベースソロは、ジェフの音楽世界とちょっと違う感じで馴染まないような気がした。
まあ、そんなのは細かいことで、とにかく見た目もリアクションもかわいい人で、バンドに華を添えてました。
ジェフのアクションに反応して、「キャー」という叫び声をあげたりしていて、それがナマで聞けたのは今回の5列目という席のメリットでした。
ベース二人羽織ソロも笑いながら見てました。

キーボードのDavid Sanciousは、以前エリック・クラプトンのライブで見ましたが、中々牧歌的でいい音を出していたので、ジェフ・ベックとは風に絡むのかという興味があったんですが……
ミキシングのせいもあるかもしれないけど(音量小さめ)残念ながら、殆ど存在感なく、キーボード抜きのトリオでも問題ない感じ。
むしろ、小さい音で割りとシンブルなシンセの音が鳴っていると耳障りにも聞こえました。
うまいとかという問題でなく、前任者のJason Rebelloの方がスタイル的に合っていた気がします。
そもそも、ジェフ・ベックに合うキーボードって難しいと思います。
やっぱり、ヤン・ハマーか訳の分からないトニー・ハイマスあたりがいいんだと、最近は思っています。

ドラムスのヴィニー・カリウタは、相変わらず全開で頑張っていました。

今回も立って頑張るぞ、と思ってたら、皆さんの座りのままおとなしくお聞きになっていて、ちょっと残念。
まあ、聴き方は自由ですが、あれだけの演奏を聴きながら体ひとつ動かさない人が殆どだったのは不思議です。
じっと演奏を、指を見ていらっしゃるのかもしれませんが、バンドの音が流れれば自然に体がリズムをとるものだと思っている私とカミさんは完全に浮いていたと思います。
最後になってやっと立てたので、まあよしとしましょう。

セットリストは
1. Beck's Bolero
2. The Pump
3. Eternity's Breath
4. You Never Know
5. Cause We've Ended as Lovers
6. Behind the Veil
7. Blast from the East
8. Stratus
9. Angel
10. Led Boots
11. Nadia
12. Snake Oil
13. Goodbye Pork Pie Hat / Brush with the Blues
14. Blue Wind
15. A Day in the Life
- - - - - - - encore - - - - - - -
16. Where Were You
17. Big Block
18. Scottish One
19. The Peter Gunn

ウドーのサイトを元にしてますが、こんな感じ?
Where Were Youもいいけど、やっぱりOver The Rainbowを聞かせて欲しかった。
ここで終わりと思ったら、続きがあって驚いた。
どっかで聞いたことのあるような、TVドラマの曲のような、The Peter Gunnは、調べてみると1958から1961にアメリカで放映された、元祖私立探偵テレビ・シリーズだそうです。
Audio-Visual Triviaに詳しい解説があります。
この曲が楽しくてよかった。

また、来年もきてください、お願いします。

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