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ウィークエンドシアター:愛の伝道師 ラブ・グル

愛の伝道師 ラブ・グル [DVD]

第29回ラジー賞(ラズベリー賞)堂々3部門受賞作です。
アマゾンのレビューもネット上のブログなどの評判もよくないし、日本では劇場未公開です。
見る前にカミさんには「相当評判悪いから最後まで見れないかも……」と断っておきましたが、どんな映画か妙に期待が高まります。

で、結果、私にはジャストミート。
面白いです、コレ。
最初の寺院でのモップ合戦から、大笑いでした。
下品でくだらないギャグの連続は、モンティパイソンを思い出します。

でも、このグル・ピトカはよく考えて見ると、ごくまっとうなことをやろうとしているし、暴力に訴えるわけでもなく、いつもニコニコしていて、ハッピーでヒョイヒョイ生きている人間という感じが好きです。

ちなみに、隣で見ていたカミさんは余り気に入らなかった様子でしたが、グル・ピトカがデュエットで歌う曲に突然「あ、この曲は、何だっけ、mr.BIG、違うなぁ、誰の曲だっけ?」と反応。
後で調べてみると、エクストリームの More Than Words という曲でした。
さすが、このあたりの曲はしっかりと押さえていますね。
このバージョンは、いかにも60年代~70年代初期のLove&happyな雰囲気が漂っていとてもいいです。

で、ワタシはというと、ラストの「ジョーカー」が大ウケでした。
スティーブ・ミラー・バンドの曲をインド風アレンでやるというのは、この曲が作られた時期を考えるとそれほどハズしていないかも。

ダブルネックのシタールやトーキング・モジュレーターも登場して、最高です。
そして、女性陣が加わるとこちらはインド風コブシの効いた節回しで、ボーカルの甲高い声も雰囲気出ていると思います。

とうわけで、かる~く楽しめて、後には何も残らない、コレはコレでよくできた映画といっていいのではないかと思いました。

週末シアター(05/27/2006)

今週は、先週の半額セールの時に借りておいた、

ビー・クールです。



元々どれにするか決め手なくて探していて目に付いたもの。

ケースのスティーヴン・タイラーを見てカミさんが「これ」ということで、決まりました。(かつてはボストンにエアロの年越しライブを見に行った人ですから。)



ビー・クールビー・クール
ジョン・トラボルタ, F・ゲイリー・グレイ

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見終わっての第一印象は「中身空っぽの映画」。

それなりに楽しめたし、悪くはないと思いますがストーリー的にも大したことないし。

思うにこの映画はキャラクターを楽しむものだなと。



もうキャラクターは全員濃くてクセありまくりで、それを見てるだけで十分楽しめてしまう、そういう映画ですね。

トラブルになりそうになると、機転を効かせてその場をひょいひょいとやり過ごすトラボルタが中々いい味だし、ザ・ロック(プロレスラーらしいですね。)もいい味出してるし、セドリック・ジ・エンターテイナー、ハーヴェイ・カイテルとクセとアクの塊のような面々が暑苦しい演技をしていて、これまたいい。



この中に入ると、スティーブン・タイラーは全然普通のシロートって感じ。

歌うシーンがなければ、ただのおっさんです。

ただ、やっぱり歌うと凄い。

単独で見ると迫力のあったクリスティナ・ミリアンも、一緒に歌うと声で負けてるし。

週末シアター(02/18/2006)

今週は、みんなのシネマレビュー」で高得点だったサムシング・ワイルドを。

サムシング・ワイルドサムシング・ワイルド
メラニー・グリフィス, ジョナサン・デミ

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音楽がジョン・ケイルとローリー・アンダーソン。

全編にわたりいろんなバージョンの Wild Thing が流れますが、これもいい感じで、最後のシーンでのちょっとアフリカっぽいアレンジのバージョンが特にいい。

オリジナルは確か The Troggs ですね。



映画自体は前半コメディーかと思うような突飛もない展開から、後半にいくに従ってシリアスになり、ちょっと異常な世界になっていきますが、よくできた無理のない展開で「そんなバカな」というようなことはありません。

レイ・リオッタがいい味出してますし、メラニー・グリフィスもイカれた感じですばらしい。

一見エリートなジェフ・ダニエルズも一歩踏み外すとこの2人と同類なイカれた部分がむき出しになるあたりの演出も中々いい。



監督は、羊たちの沈黙、撮影のタク・フジモトという人は、シックス・センスをはじめ、いい映画を撮っていて、音楽も含めやっぱりこういう人たちが組むと、只者じゃない映画になるもんだと妙に納得。

映像と音楽が合っていて、ミュージックビデオの味があると思った。

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