- 2012-10-22 (月)
- コンピューター
このブログで随分前に1TBハードディスクST31000333ASがっという記事で書いたように、1TBハードディスク(SeagateのST31000333AS)に換装→不具合発生→SeagateのST31000528ASに交換という事態が発生し、多くのデータ(殆どはしょうもないデータでしたが……)を失いました。
一応、バルク品ではなくCFDの保証があるものを買っていたので、無料で交換できたのがせめてもの救いでした。
その後、調べてみると3年以上経って夏前頃から、このSeagateのST31000528ASにも極稀に書き込み遅延エラーが発生するようになりました。
しかし、前回の件から常駐させているCrystal Disc Infoではエラー検知されないのでそのまま使用していると、遂にCrystal Disc Info「注意」を表示するようになりました。
ネットをぐぐってみるとこのS.M.A.R.T.のエラーの信頼性もそれほど高いというわけでもない、という記述もあり更に、当時はタイ洪水の影響でハードディスクが高騰していた時期でもあり、とりあえずしきい値を+1増加させて様子見ということにしました。
大体、こういうケチくさいことをやっているうちに、ある日突然……ということになるのは重々承知の上でしたが……
しばらくは何の問題もなく使えていたので、やっぱりS.M.A.R.T.の気まぐれか、と安心していたのですが、先月Crystal Disc Infoが今度は劣化中のエラーを表示しはじめ、今月は2回ほど劣化中のエラーが出て、ついに先週状態が「注意」になりました。
ここにきていよいよ、「これはいかん」と思うワタシ。(^^;
1TBハードディスクの価格を調べてみると、現在では値上がり以前と同じくらいの価格になっている模様なので、迷わずSeagateのST1000DM003をオーダーしました。
S-ATAハードディスクSeagateのST1000DM003はさすがに1TBプラッタということもあり、非常に薄くなっています。
そして、現在の1TBハードディスクのデータをまるごとバックアップするために、フリーのMEASEUS Disk Copyを予め入手しておきました。
このソフトは、1TBまでのHDDをOSも含めてまるごとクローンのディスクを作ることができるというものです。
ワタシの場合は、データだけコピーできればいいのでWindow XPはインストール出来ないという、SeagateのST1000DM003で全く問題ありません。
単にデータ退避だけが目的なのでいちいちHDDをケースに内蔵させるのは面倒です。
IDEの時代には、ケーブルがしっかりしているのでケースのサイドカバーを開けて、インターフェイスケーブルと電源ケーブルを接続し、ハードディスク本体は適当に置いたままでも十分実用的だったのですが、それでなくても頼りなく抜けやすいS-ATAのケーブルではこういう利用方法は不可能です。
そこで、取り外したSeagateのST31000528ASは外付ドライブとして接続してデータをコピーするということを思いつきました。
それには、センチュリーの裸族のお立ち台 USB3.0 IDEプラス CROISU3を利用すればいいのですが、HDDとほぼ同額です。
更に調べて見つけたのが、ノバックのハードディスク接続キット「SATA+IDE HDDつなが~るKIT USBlight」NV-TW130Uです。
これだと、S-ATA、IDE、2.5インチハードディスクにも対応して2000円台という優れものです。
もし、目的がコピーだけでなく、外付ドライブとしても使用するなら裸族のお立ち台 CROISU3が必須だと思いますが、単にデータをコピーするだけならノバックのNV-TW130Uで十分です。
パッケージの内容は、接続用のアダプタ、AC電源、S-ATAケーブルがセットされています。
接続用のアダプタは写真の上部に2.5インチハードディスク、左側にS-ATA、下側がIDEで右側にコンピューターとの接続用USBコネクタがあります。
写真ではわかりづらいと思いますが、アダプタの上部にはハードディスクのアクセスLEDもあり読み書きされている状態を目でも確認できるのは安心感があります。
S-ATA用のケーブルも付属していて、思ったよりしっかり接続できます。
パソコン本体とノバックのハードディスク接続キット「SATA+IDE HDDつなが~るKIT USBlight NV-TW130U」を接続するためのUSBケーブルには、USBコネクタが2つ付いていますが、マニュアルによれば、2.5インチハードディスクと接続する場合には、USBコネクタ2箇所に接続するよう書かれており、そのために二股形状になっています。
ACアダプタからは、当然ですが、ハードディスクに接続するためにIDE用とS-ATA用の2種類のコネクタが出ています。
中間の膨らみの部分には電源のインジケーターとスイッチが付いています。
実際にハードディスクをS-ATAとIDE用のコネクタにそれぞれ接続して試してみました
パソコンのUSBソケットに接続すると新しいデバイスとして認識され、エクスプローラーからも認識でき、使い方はいたって簡単です。
これで前準備は完了で、いよいよデータのコピーを行います。
もちろん、その前に新しく購入したS-ATAハードディスクをSeagateのST1000DM003は、コンピューター本体に接続し、フォーマットを済ませ使用できる状態にしてあります。
まず、ダウンロードしたファイルを実行するとISOファイルが出来上がり、これをB's RecorderでCD-Rに焼いてドライブにセット、BiosをCD-ROMから起動に変更後、状態をセーブしてBIOSを終了すると、CD-ROMjからEASEUS Disk Copyが立ち上がります。
シンプルなソフトなので、使用方法が分からないということはないと思います。
使用方法よりも、コピー元のドライブとコピー先のドライブを間違えないようにしないと、新品のドライブをコピー元に指定してまうと、コピーしたいドライブの内容は全て消えてしまします。
この時、ドライブの名称が正確に表示されないこともあるようで、今回もコピー元のST31000528ASが28ASとしか表示されませんでした。
十分確認の上で作業を剃るメル必要があります。
もちろん、このソフトの運用の結果はお決まりの自己責任ということで……
今回はUSB2.0接続の外付けということもあり、コピーにかかった時間は9時間弱でした。
しかも、読み込みエラーが64発生しました。
単位が明記されていないのですが(EASEUS Disk Copyのサイト見れば分かるのかも知れませんが)64セクタということであれば、SeagateのハードディスクST1000DM003は4Kセクタですから、4KB×64ということで256KBが失われた可能性がある、ということでしょうか?
よくわからないものの、今のところ実害はないようですが、何らかのデータがある程度失われた可能性があるということは分かります。
まま、いずれにしても無事HDD換装が完了してめでたし、めでたし、ということで……
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