- 2011-04-17 (日)
- ワイン & フード
先日は、カミさんの誕生日で例年通り私が選んだワインを飲んで祝いました。
今年のワインは、マルゴーの3級格付けながらロバパカ氏にはには酷評されている、ボイド・カントナック(Boyd-Cantenac)です。
ヴィンテージは、マルゴーの当たり年と言われ、前回一昨年ディッサンも大当たりだった1983年です。
写真を見ても分かるかと思いますが、実は湿度を高めにしていている安セラーの中でエチケットは剥がれてしまいました。(^^;
このワインは去年のバースデーワインになるはずでしたが、去年の誕生日にカミさんはひどい風邪をひいていて飲めそうではなかったので、またいつか……ということにしていたのですが、大体そういうふうになると機会を逸してしまうものです。
その前に、シャンパーニュは、かのサロン(Salon)の葡萄が使われているとか何とかいうことをウリにしているショップも多く見かける、ドゥラモット(DELAMOTTE)です。
泡立ちもきめ細かで、グラスから幾筋かの泡が立ち上り続け、さすがにちょっと期待していましたが、この価格帯のシャンパンの標準的な味わいで、それほど焼きリンゴっぽいとかイースト香があるとかではなく、味もすっきりした感じです。
今年はワインを選ぶ必要がなかったので、エポワス(Epoisses)を用意しました。
箱の外側からでも古漬けのようなかすかな香りが漂っているので期待したのですが、まだまだしっかりした硬さで、香りも思ったほど強くなくちょっと残念。
とはいっても家庭で熟成させるのは難しいといういうし、そもそも置いておけば熟成していくものかも分からないので、数日で食べきることにしました。
味わいは割と期待通りに出汁の利いたようなコクと、ミルクっぽい甘さがあって塩気も強くなく中々美味しいチーズでした。
で、本命のボイド・カントナック(Boyd-Cantenac)は、抜栓後かれこれ2時間くらい経って飲み始めました。
グラスに注いでみると、28年も前のワインとは思えない、ガーネット色のきれいなワインです。
エッジを見ても熟成を感じさせる色はどこにもなく、香りもカシスリキュールのような感じで、まだまだ若い雰囲気。
ただ、香りに関しては、今年はワタシが強度の花粉症の症状で苦しめられていたために、薬でかなり症状は軽くなっていたとは思いますが、その辺は差し引いて考える必要がありそうです。
味も、まだまだ若いワインのように、酸味とタンニンが勝っていますが、喉越しはマルゴーのワインらしく柔らかな感じです。
飲み始めて1時間くらい経つと、俄然甘みが増してきて味わいも濃くなります。
さすが、RP87ということでしょうか、抜栓後3時間くらい経ってバランスが良くなって更に美味しくなってくるのは。
ボイド・カントナック(Boyd-Cantenac)'83は、まだまだ若くてワタシ的には飲み頃はまだまだ先です。
ロバート・パーカー氏は飲み頃を2010年としていますが、なるほど果実味たっぷりでジューシーなワインが好みの氏には今が飲み頃なのかな、と妙に納得しました。
- Newer: エリック・クラプトン(Eric Clapton)来日の噂の噂
- Older: Lenovo G550 2958-MFJを買いました
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://k-s--factory.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/6811
- Listed below are links to weblogs that reference
- 今年のカミさんのバースデーワインはボイド・カントナック(Boyd-Cantenac)1983 from ギター至上主義