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今年カミさんの誕生日には マルゴーのシャトーディッサン 1983

おっと、しばらくボーっとしていたら、前回書いたときから結構日にちが経ってしまいました。
ま、いつものことではあります。

で、先日はカミさんの誕生日で、例によってワタシの選んだワインを開けております。
今年もボルドーを選びました。
モノは、マルゴーは全般によいできだったという1983年のシャトー・ディッサン(Chateau d'Issan )です。
ロバパカ氏は、この1983年のシャトー・ディッサン(Chateau d'Issan )を非常に高く評価していて、87点を付けております。
熟成していると書いていますが、この人の熟成というのは、ワタシの好きなキノコっぽく、土っぽい香りのする熟成とはちょっと違うと思うので、「熟成している」というコメントは、選ぶ段階でだいぶ差し引いています。

それで、選んだのがこの外見のワインです。(^^;
普通怖くて買えません、コレは。
シャトー・ディッサン(Chateau d'Issan )をご存じない方のために、正常な状態のエチケット画像を掲載します。

このシャトー・ディッサン(Chateau d'Issan )1983は楽天のお手軽ワイン館で買ったのですが、まずメールで問い合わせました。
すると、担当の方から、とても丁寧で長いメールを頂き、このワインの来歴を説明していただきました。
何でも、海外の個人が自宅の地下セラーに保存されていたものだそうです。
なるほど、湿度が高い場所に静かに保存されていたとすれば、状態は悪くなさそうだし、お手軽ワイン館のサイトに掲載された詳細な画像を見ると、液面も高そうだし、状態はいいのではないかと判断しました。

さて例によって、かごに寝かせてキャップシールを切ると、これが柔らかい金属性でいい感じです。
キャップシールを取ると、コルクの上部はとても綺麗で液漏れの後もありません。
コルクを抜いていくと、いつものようにワインに浸っていた部分からいい香りが立ってきます。この時点で期待が多いに膨らみます。(でも、まだわかりません。)

寝かせること2時間、いよいよグラスに注ぐと……
期待通りの、湿った土臭く、キノコっぽい香りが一気にもわーと立ち上ってくるんですわ。
かなり香りは強くて、テーブルに置いたリーデルのブルゴーニュから、普通に座っていても香りが漂ってくるのが分かります。
2杯目くらいからは、もっとスモーキーな香りやミルクっぽい、バニラっぽい香りも加わって、更にはウ○○っぽい香りも(とてもいい意味でいってます。一般的には腐葉土の香りというんでしょうか……)
口当たりは柔らかく、喉越しはスルスルとしていて、甘み、酸味、渋みも一体化して、期待通りの熟成したワインの味わい。

このワインは初めて、ロバパカ氏と同じ感想です。
正に熟成のピークというう感じ。
底の方は多量の澱が沈んでいました。

で、今年は食べ物にもちょっと凝ってみました。
カミさんも仕事帰りでいきなりシャンパンっていうのもなんだろうと思い、まずはビールからだな、ということで、ビールのあてはカリカリに焼いたベーコンを。
油は完全に抜けているので、スナック菓子感覚でパリパリと。

次のシャンパン用には、パプリカ、ミニトマト、セロリ、茹でた人参、茹でたジャガイモ、アボカドのサラダに薄塩のポテトチップを砕いてかけたもの。
それと、地物の天然チヌをポワレにして、ミニトマト、セロリ、パプリカにちょっと甘みのある白ワインで味を付けて、白ネギ(ポロネギなんて田舎では手に入りません)と人参の細切りを油でカリカリに揚げたものを添えて。
赤ワインになってからは、ローストビーフを。
今訳あってオーブンがないので、グリルで作ったローストビーフ。
ネットにはグリルでできる、と書いてあったので作ってみましたが、何とかそれ風にできました。
そして、準備しているときにデザートに突然ブラウニーが食べたいと思ったので、これまた無謀にもグリルに四角いケーキ型を入れて……(^^;
ぐぐって見つけたサイトのレシピを参考にすると、生地作りは思ったより簡単で順調だったのですが……
時間的には十分焼けたであろうと思って、型から出そうとすると下1/4くらいのところが裂けてドロっとしたものが……
あわてて型に戻して、どうしたものかしばらく考えた結果、ひっくり返して焼けばいいのではないかという単純な発想で、型ごとひっくり返して焼くこと3分。
取り出してみると、グリルで焼いたとは思えない仕上がり。(殆ど自己満足です。上部はさすがに火に近いので、アルミを被せていますが焦げてます。)
ただ、チョコレートではなくココアを使うレシピを参考に作ったので、香りは素晴らしかったし、レシピどおりの分量だったので問題のないレベルだったと思います。
実は初めてのケーキ作りでしたが、何となくハマりそうなくらい面白かった。

ということで、料理の最中予想外のことが起こるところは、何となく映画エイプリルの七面鳥を思い出しました。

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