- 2009-03-15 (日)
- ワイン & フード
我が家では、毎年お互いの誕生日には、相手のためにプチいいワインを選ぶというのが習慣になっています。
そして、別に決めたわけではありませんが、カミさんはブルゴーニュ、ワタシはボルドーに拘っています。
で、今年カミさんが選んでくれたのは、 ビトゥーゼ・プリュールのヴォルネー 1er Cru クロ・デ・シェーヌ 1979でした。
ヴォルネー はなぜか特級畑はなくて、1級畑が色々ある、というくらいの知識しかなくて今まで余り馴染みがありませんでした。
で、ボトルを見ると30年前のワインとは思えないくらい綺麗。
ボトルから透けて見えるワインの色も透明感のある綺麗な色。
アルコール度数が12.5%で、この色合いは何となくジュクジュクになっていそうな予感がするので、余り長く開けて置くのもどうかと思い、最大でも2時間前を想定して抜栓。
コルクを引き抜いていく途中、ワインに触れていた部分が出てくるとそれだけで、いい香りが漂ってきます。
これは、期待大です。
コルクの上部は古いワインにありがちな、黒いカビのような埃のようなものがキャップシールとの間に詰まっていて、どうやらリコルクはされていない模様。
今回は、どうやらWine Cellar KATSUDAさんで購入した模様。
まあ、エチケットは貼り変えてあるか出荷時に張られたものかもしれませんが、このボトルの綺麗さ、状態のよさはさすがWine Cellar KATSUDAさんのワインという感じ。
ここはショップ自体の保存状態もですが、扱われているワインが、どれもとても状態のいいもので安心できます。
で、いよいよグラスに注ぐと、予想に反してかなり若々しい色合い。
香りも最初は古いブルゴーニュに時々ある、ベーコンっぽいスモーキーな感じ。
それも2杯目くらいからは甘いカラメルとみっちりした果物系の香りに変わって、味はまず甘み、その後に酸味とタンニンが残る感じで、これまたとても若々しい。
カミさんは「え~っ、キノコ臭くなっていると思ったのに」と残念そう。
このワインがそういういい彼具合になるまで、あと何年かかるやら。
その後、抜栓から4時間近く、全く味も変わらず飲めたのも凄いパワーを感じました。
ということで、今年も無事ひとつ歳をとりました。
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