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今年の誕生日ワイン

更新をサボっている間にも、それまでと同じようにワインも飲んでますし、食事のBGMも、週末の映画も変わらず続けています。
今回は、毎年恒例のカミさんの誕生日に空けたちょっと贅沢なワインについてです。
今年のワインはこれです。

1級に格上げすべきとロバパカ氏が言う、ピション・ロングウィル・コンテス・ド・ラランド(Chateau Pichon Longueville Comtesse de Lalande)です。
2005年など、最近のワインは異常な高騰ぶりなので、80年代のものが手ごろな価格で今はちょうどいいのではないかと思います。
ヴィンテージは1987年とボルドーでは余りよくなかった年だと思いますが、ロバパカ氏がボルドー 第3版 で書いているコメントによると、「気品あるビロードのような舌触り」で「豊かな、カシスの香りと味わいのする果実味」があって「サテンのようにつややかなフィニッシュ」だそうです。
ちなみに、楽天では一番高くでも1万円台半ばで買えるワインですから。

更に、「このシャトーの求めるワインのスタイルに忠実にできている。」また、「香りの華やかな、ビロードのような一口を与えてくれる」とも書いているので、非常に期待を持って購入しました。
ただ一点気になったのは、最終試飲月が1998年4月ということで、「このワインは、直ちに飲んだ方がよい。このヴィンテージの私の好きなワインのひとつで、まだまだおいしいが、だんだん脆(もろ)くなってきている。」という点です。
実は、エノテカで1997年をグラスワインで飲んだことがあって、複雑さはないけど、香りがすごく立っていて、滑らかなワインでしたが、軽い味わいでちょっと驚いたことがあるので、もろくなっているという言葉が気になったのです。
いつものように、2時間くらい前に開けてパニエに寝かしておいたんですが、これが飲んでみると、思ったよりはるかに若い感じで、色もまだ元気な色だし、味わいもしっかりしていました。
全然脆さはなく、ワタシにはまだ若く感じられくらい。
このワインが、もっと熟成してキノコっぽい土臭い香りになるとしたら、あとどれくらいかかるか……
という感じで、かなり予想とは違ってがっしりとして濃いワインでした。
もちろん、喉越しはスルスルと滑らかで混じりっけのない味はさすがスーパーセカンドの貫禄という感じ。
ふっと思ったのが、5級ながら2級に格上げすべきと言われるランシュ・バージュと既に2級で1級に格上げすべきと言われるラランド。
同じヴィンテージを飲んでいる訳ではないし、同時に飲んでいる訳でもないのですが、何となく貫禄の差というか、ラランドの方がよりスケールが大きく味わいも純粋な感じがしました。
シャンパンは、重くなく軽くもなくというのを期待して、ブルーノ・パイヤールを。
味わいはまさに期待通り、ただハーフだったので、一度フルボトルを飲んでみたいと思わせてくれるシャンパンでした。

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