- 2006-03-12 (日)
- ワイン & フード
我が家ではお互いの誕生日には、ちょっといいワインをプレゼントしあうというのがいつの頃からか定着しました。
というか、こういうときでないと思い切って買えないワインをお互いに楽しむのが目的です。
ワタシは普段安いワインばっかり選んで買ってるとケチくさい選び方しかできないので、そこそこのを選びます(去年はBranaire Ducru75、その前はGrand-Puy-Lacoste78、その前はLynch Bages75)が、カミさんはここぞとばかり凄いのを選びます。
去年はGros Frere et SouerのVosne Romanee66でした。
このワインは、抜栓4時間くらいから飲み始めても最初はまるでベーコンのようなスモーキーで濃厚な香りがして、反面喉越しはスルスル、味は甘みがあって、酸味も渋みも非常にや柔らかい素晴らしいワインでした、飲み進めるとスモーキーな香りが段々カラメルのような香ばしい香りになって行くのがこれまた素晴らしく、2時間十分に楽しめました。
今年はLalandeあたりかと睨んでいたら、一気に飛び越して、Margaux、しかも64、こりゃ参りました。
画像をクリックすると800*584の画像を別窓で表示します。 |
3時間くらい前に抜栓、コルクの上の部分は真っ黒になっていて、いい感じ。
ただ、こういうワインってコルクがボロボロになっていて、うまく抜けるかどうか心配しながらゆっくり引き上げ始めると、あと少しのところで折れてしまいました。
くずが落ちると味に影響するという話をよく聞くので、ピンセットで少しずつ崩しながら何とか完全に除去。
パニエに寝かせていたせいで屑が落ちることはありませんでした。(ヨカッタ)
グラスに注いだ感じは流石に紅茶色入ってますが、まだまだ元気な色合い。
香りは、コーヒー、タバコ、甘い香りなど混ざって表現できない複雑さ。
時間が経つと、更にスモーキーに。
それにカシスっぽい香りも出て大満足。
味は熟々ながら、しっかりした甘みがあって、酸味もしっかり、渋みも柔らかくて喉越しは水のようにスルスル。
う〜む、40年以上経ってこの味わい、恐るべしって感じです。
ちなみに、ワタシが今まで選んだ中では、ランシュ・バージュが大正解、まだまだ若く、あと5年もすると熟々になる感じ?
それ以外は、いずれもロバパカ先生が選ぶその年のベストワインでしたが、既に薄くなり始めていて、ちょっと残念。
今年は何にしようかと、悩むのもまた楽しいものです。
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