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Thank You Scientist こういうバンドがいてもいいと思っていた

Maps of Non

以前から、「ブラス入りのハードロックとか面白いんじゃないか」と思っていてカミさんにもよく言ってたんですが、中々いそうで耳にする機会はないもんだと思っていました。
ところが先日、ツイッターの何かのつぶやきをきっかけに、サイトをウロウロしているうちにThank You Scientistというバンドを見つけました。

Thank You Scientistは、ボーカル、ベース、ドラムス、ギターという標準的なメンバーに、サックス、トランペット、バイオリンを加え、キーボードがいないという、中々ユニークな構成。

音的には、メタル、ハードロックをベースに、ジャズ、ファンクを加え、メロディーは意外とポップでポーキュパイン・ツリー(Porcupine Tree)のような雰囲気の曲ももあり、わかりやすい感じ。
ボーカールはちょっと細めだけどハイトーンな感じがラッシュのゲディー・リー(Geddy Lee)を連想させます。

まさにこんな音のバンドがあれば、あるはず、と想像していた音に近いのですが、それぞれの要素が分離していて、曲によって雰囲気が違っています。
1曲の中でメタル風だったり、ジャズ風だったり、ファンクだったりと変化していく曲もあり、それはそれで面白いのですが、各要素が融合したらもっと面白い音になるかもと思います。

アルバムを買ってみようかと思いましたが、思いとどまり、念の為にAmazonのPrime Musicを検索したら、Maps of Non-Existent Placesというアルバムがあったので、早速スマホ(Xperia Z5)にダウンロードしました。

同じくアマゾンPrimeのサービスAmazonプライム・ビデオでは、huluなどとそれほど差はないものの、独自のドラマやピンポイントでツタヤの順新作クラスの映画を投入したりと下記の送料無料などとの合わせ技でお得感十分あります。

今では、かつてのように2000円未満は送料がかかるようになってしまいましたが、プライム会員なら金額にかかわらずアマゾンが発送するものは送料無料だし、お急ぎ便や対応地域なら「当日お急ぎ便」も無料です。
実家にいてこのサービスを知らなかったカミさん(家族会員にも適用)は、朝注文した商品が午後に届いて驚いていました。

久しぶりにTangerine Dreamの名前を見かけた

先週の月曜日(13日)、休みということもあって昼間からビールを飲みつつ、Gyaoで何か面白そうな映画はないかと探していると、トム・クルーズのデビュー作、卒業白書をやっていたので、適当なタイトルが面白そうで見てみました。
内容は、まあ、どう見ても現実的でない、しかも適当にでっち上げたようなストーリーでしたが、ほろ酔い気分で見るなら全然問題にはならない感じ。
で、トム・クルーズより、適当なストーリーより驚いたのは、最初のクレジットで音楽がタンジェリン・ドリームだったということ。

う~む、まさかこんなところで名前を見かけるとは。
よく考えて見ると、ウィリアム・フリードキン監督のリメイク版『恐怖の報酬』(1977年)のサントラもタンジェリン・ドリームでしたっけ。

もうこの時点では、名作Rubyconの面影はありませんが、それでも中々いい雰囲気を出していたと思います。
Rubycon

今はどうしているのかと思って、ウィキペディアで調べてみると、かつての中心メンバーだったエドガー・フローゼが息子のジェローム・フローゼと2人でまだやってるんですね。

で、Gyaoでレビューした人のひとりは「テクノ」だと書いているし、アマゾンのレビューでは「アンビエント・ミュージックの傑作」と書いている。
ちょっと待ってくださいよ、それを言うならRubyconは「ジャーマン・プログレの名作」でしょう、やっぱり。
いや、まあ、今聴けばそういう音楽のジャンルになるだろうというのは分かりますが、このアルバムがリリースされた1975年にはそういう言葉はなく、やはりプログレということになるだろうし、あえて言えばミニマルミュージックってとこでしょうか。

このアルバムと、一つ前のフェードラはこのバンドにとっても、ジャーマン・プログレにとっても、ひとつのピークと言ったら大げさ?
かつては、この曲に合わせて作られたアニメーションがあって、中々いい雰囲気だったのですが、YouTubeにもないようですねぇ。

タンジェリン・ドリームが登場したついでに、プログレのカテゴリーも作ってしまおう。

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