- 2012-04-15 (日)
- ワイン & フード
昨日は、カミさんの誕生日ということで、例年のようにちょっといいワインを飲みました。
今年ワタシが選んだのは、ロバパカ氏がボルドー第3版では88点という高得点をつけて、内容的にも高く評価している、ポイヤック(Pauillac)の5級、シャトー・ポンテ・カネ(Chateau Pontet-Canet)1986です。
このシャトー・ポンテ・カネ(Chateau Pontet-Canet)は10年以上前に友人の新築の自宅に招かれた時に、お土産として1990年を持参し、集まった友人家族一同で頂きました。
その時の印象は、とにかくスモーキーで煙いワインというものでした。
ロバパカ氏の提唱するシャトー・ポンテ・カネ(Chateau Pontet-Canet)1986の飲み頃は2012年でピッタリなんですが、きっとワタシにとっての飲み頃は2020年くらい(?)ということになるのでしょうか?
今開けても、恐らく早すぎるんだろうなぁ、と思いつつほぼ2時間前に抜栓しようとするとワタシの誕生日のワインと同じく、長いコルクはかなり柔らかくなっており、またまた途中で折れてしまいました。
残り半分もほぼ完璧に抜けたので、若干のコルク屑が落ちただけで済みました。
まず、最初はやっぱり喉を潤す意味で、ビールです。
本当はカミさんも大好きなギネスが欲しかったんですが、最近ワタシの住む街ではほぼ見かけなくなりました。
残念ですが、キリン 一番搾りスタウトで始めることにしました。
続くシャンパンは、ネットでも中々評判の良かったロベール・モンキュイ(Robert Moncuit)です。
エチケットには一応グランクリュ(Grand Cru)の表示がありますがNV。
結構ドライな味わいで、若干甘味のある方がいいかなと思っていた期待通りにはいきませんでしたが、きめ細かな泡立ちとすっきりした酸味と果実味はシャンパーニュならではのものです。
カミさんが使っていたクリュッグのグラス(頂きものです)の方は、2、3筋の泡が途切れることなく立ち上っていました。
いよいよ本命のシャトー・ポンテ・カネ(Chateau Pontet-Canet)1986をグラスに注ぐと、色は26年も前のワインとは思えない濃さで、グラス(リーデルのブルゴーニュ)を斜めに傾けても向こうが見えないくらい。
香りは前回飲んだ時と同じく、スモーキーさが前面に出ていて、その後ろにカシスっぽい香りがあって、正に燻したカシスのような香り。
味は、見た目の濃さからは想像できない、なめらかで柔らかい感じ。
だけど、タンニンもしっかりで甘みもあるけど、タンニン、甘み、酸がまだ融け合ってなくてかなり若いワインの印象。
26年も経ってこの活きの良さ。
やっぱりあと10年以上は待たないと、熟成したポイヤック(Pauillac)のワインから想像する妖しげな雰囲気にはなりそうにありません。
決しておいしくないわけじゃないけど、飲みながら知らず知らずのうちに笑っている、という美味しいワインを飲んだ時のワタシのマヌケ顔になるまでには熟成していないワインでした。
そんなに高いものではないので、もう1本買って、イチかバチかなんちゃってセラーに放置しておくのもアリかと思います。
いやいや、そんなことよりも、お誕生日おめでとうございます。
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