- 2010-07-03 (土)
- 夕食のBGM
ポール・ロジャース(Paul Rodgers)が帰ってきた
もちろん、ポール・ロジャース(Paul Rodgers)は現役で活動し続けているわけですが、ワタシ的にはクィーン(Queen)+ポール・ロジャース(Paul Rodgers)はどうしても納得できません。
現在はバッドカンパニー(Bad Company)でツアー中ということを知り、やっと帰ってきてくれたか、とそういう思いなのです。
調べてみると、個人名義でのライブとバッドカンパニー(Bad Company)名義でのライブの2種類の音源があったので、聴いてみました。
まず、バッドカンパニー(Bad Company)の2010年のライブ盤、Hard Rock Live。
それにしても酷いタイトルです……
オフィシャルサイトによればメンバーは
ポール・ロジャース(Paul Rodgers)
サイモン・カーク(Simon Kirke)
ミック・ラルフス(Mick Ralphs)
の3人で、亡くなったボズ・バレル(Boz Burrel)を除くオリジナルメンバーのみのというのは、結構本気の再結成という感じはします。
このライブ盤ではサポートメンバーとして
ハワード・リース(Howard Leese):ギター
リン・ソレンセン(Lynn Sorensen):ベース
がクレジットされていますが、懐かしやハワード・リース(Howard Leese)はハート(Heart)のギタリストです。
実際のライブではフリーの曲も演奏しているのかもしれませんが、このアルバムはlバッドカンパニー(Bad Company)の曲だけでまとめられていて、この辺りも妙に本気さを感じてしまいます。
ポール・ロジャース(Paul Rodgers)のボーカルもほぼ衰えていないし、バンドの音もかっちりと締まっていていいアルバムだと思います。
一方のソロのライブ Paul Rodgers Live in GLASGOW 2006 は、
ハワード・リース(Howard Leese)
カーティス・デングラー(Kurtis Dengler)
リン・ソレンセン(Lynn Sorensen)
ライアン・ホイル(Ryan Hoyle)
というラインナップで、カーティス・デングラー(Kurtis Dengler)は21、22歳くらいの若手ギタリストですね
Electric Shades of Blueというバンドのギタリスト・シンガーです。
こちらはソロということもあって、フリー、バッドカンパニー(Bad Company)のいいとこ取りのセットリストです。
2枚のアルバムを聞き比べて思うこと。
バッドカンパニー(Bad Company)の方が、タイトな感じがします。
なんといっても、録音の違いもあるかもしれないけどドラムのサイモン・カーク(Simon Kirke)が全体のサウンドを締めていると思うし、ミック・ラルフス(Mick Ralphs)のギターも締まった感じでいい演奏をしています。
一方、ソロライブの方はドラムがバタバタしているし、ハワード・リース(Howard Leese)のギターに華がないというか、この2つがバンド音をゆるく感じさせる気がします。
そして、両方のライブで共通してダメな点は、ギターの音が細すぎるということです。
ハワード・リース(Howard Leese)もレスポールを弾くなら、もっと太い音じゃないとダメではないかと思うし、ミック・ラルフス(Mick Ralphs)ももっと太い音にした方がいいですね。
そう思って、フリーのライブを見ると、どうだという感じのレスポールらしい太い音と必殺のビブラート。
シンプルでタイトなドラムに歌うベース、鳥肌です。
ポール・ロジャース(Paul Rodgers)も声は衰えてないと思うけど、やっぱりこの若さ、勢いは凄い。
しかし、ポール・ロジャース(Paul Rodgers)はこれだけ歌えるシンガーで、ジェフ・ベック(Jeff Beck)やディープ・パープル(Deep Purple)からもオファーがあったということですが、よく良く考えてみると、ソロやバンドLawも含め、殆ど成功していない気がします。
何なんでしょうか、やっぱり曲が書けるかどうか、いいバンドのメンバーにめぐり合えるかどうか、そんなところが関係するんでしょうか?
ほんとうに不思議なことだと思います。
ワタシは是非ディープ・パープル(Deep Purple)で歌うポール・ロジャース(Paul Rodgers)を見てみたい。
YouTube(ユーチューブ)には、「もしもポール・ロジャース(Paul Rodgers)がディープ・パープル(Deep Purple)に加入していたら」を見ることができる映像があります。
これは、1988年のアルメニア地震の被災者救援のためのレコーディングの模様を収めた映像のようですが、ボーカルがポール・ロジャース(Paul Rodgers)になると、全く別の曲になってます。
完全に自分の世界に引きこんで歌いきってしまう、この個性は素晴らしい。
バーンやハイウェイスターはどんなふうに歌うんだろうか……
- Newer: Xperia(エクスペリア)にジャケット
- Older: エージング進んで聴きやすい音になってきたDR-BT140Q
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://k-s--factory.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/6786
- Listed below are links to weblogs that reference
- ポール・ロジャース(Paul Rodgers)が帰ってきた from ギター至上主義