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今年のワタシの誕生日ワインはランシュ・バージュ(Lynch Bages)1973

今月はワタシの誕生日があり、毎年の恒例として、カミさんがワインをプレゼントしてくれました。
別に決めたわけではありませんが、カミさんはブルゴーニュ、ワタシはボルドーのワインを選んでいたんですが、珍しく今年カミさんが選んだのは、ロバート・パーカーが2級に格上げすべきだというランシュ・バージュ(Lynch Bages)1973

1973年というオフヴィンテージで、ロバート・パーカーの採点は55点。
ただし、写真のように非常に綺麗なエチケット。
ひょっとしてリコルク?
かと思ったんですが、キャップシールを切ってみると、上部は古いヴィンテージのワインによく見られるように、真っ黒なホコリというかチリのようなものが詰まっていて、リコルクではない模様。
シャトー蔵出しで、出荷時にエチケットが貼られたのかもしれませんが、それなら状態は良いのかもしれません。

ヴィンテージを考えて、1時間30分くらい前に抜栓。
コルクが長くて、全体にワインが染み込んだように色付いていますが、液漏れした様子はありません。
コルクが抜けてくると、染み込んだワインの香りが漂ってきますが、熟成したワインの良い香りがします。
コルク自体にも嫌な香りはないので、これはひょっとして予想外の大当たりかも?

その前のシャンパンは、ネットショップやブログなどでもよく見かけるボーモン・デ・クレイエールです。
カミさんがコルクを抜きながら「あ、ゆるい感じ」と言ってましたが、そのせいかどうか泡立ちが今ひとつ。
味は、イーストとリンゴっぽさのあるコッテリ系ではなく、柑橘系の香りのスッキしたヴーヴ・クリコ系のさっぱりした味わい。
これはこれでホタテのバター炒めにはぴったりだし、次に飲む赤への前段としては十分な味わいです。

さて、いよいよランシュ・バージュ(Lynch Bages)を飲みます。
グラスに注ぐと色はブルゴーニュのワインのように透き通っていて、若干褐色がかっていますが、まだ元気そうな色合いです。
香りは、湿った土のような匂いに、堆肥のような香りも混じって完熟な感じ。
これで甘みと果実味が残っていれば最高なんですが……

飲んでみると、軽いです。
色と同じようにブルゴーニュのワインのような味わい。
酸味が強いとか劣化しているとか、そういった感じはなく軽いなかにも果実味も甘みもあります。
もし、これがブルジョワ級のワインなら大当たりなワインかもしれません。
しかし、ランシュ・バージュ(Lynch Bages)ということであれば、価格もそれなりにしますし、やはりパワー不足と言わざるを得ません。
でも、ロバパカ氏の55点はないと思います。
ワタシなら、ワインの味わいだけで評価すれば、70点くらいの味わいはあると思います。
まあ、ランシュ・バージュ(Lynch Bages)に求められる品質という面からすればもう少し厳しい評価になるのも分からないでもありません。

純粋にワインの味わいだけで楽しめば、全く問題のない、状態のよい美味しいワインでした。

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