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昨夜の夕食BGMは Sir Lord Baltimore(サー・ロード・バルチモア)

Kingdom Come/Sir Lord Baltimore


毎日、夕食後更新すればいいんですが、何しろ1時間半~2時間くらい音楽とビールとワインと、たまにラム(RUM)が混ざってウダウダやっていると、後はまともな文章が書けません。(^^;

で、昨夜聞いていたのは アメリカのハード・へヴィーロックバンド、Sir Lord Baltimore(サー・ロード・バルチモア) の1970年のファーストアルバム、Kingdom Comeです。
このアルバム、実は学生時代によく目にしたジャケットが印象的で、気にはなっていたものの、ちゃんと聞いたことはなかったバンドです。(知り合いに1、2曲聞かせたもらった記憶があるものの、音の記憶なし。)

バルチモアというからには、ボルチモア(Baltimore)出身のバンドかと思えば、ウィキペディア(Wikipedia)によれば、American heavy metal band from Brooklyn, New Yorkということです。
1968年結成ということですから、音楽的にはサイケ~アートロック~ハード・へヴィーロックと、ロックの流れが急速に変わっていく時期ですね。

イギリスでは、このアルバムがリリースされた1970年近辺は、既にレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)やキング・クリムゾン (King Crimson) 、エマーソン・レイク・アンド・パーマー (Emerson, Lake & Palmer ) 、の強力なファーストアルバムがリリースされた時期で、ディープ・パープル( Deep Purple)は、イン・ロック(in Rock)をリリースしています。
やはり、この時代ハード/プログレはイギリスが先行していて、ブリティッシュ・ロック全盛時期のはしりの頃です。

一方、本題のSir Lord Baltimore(サー・ロード・バルチモア)はというと、ひょっとしてこうしたブリティッシュ・ロックのニュース、音源が届いていなかったのではないか、と思えるくらい独自の発展をしたハード・へヴィーロックサウンドになっています。
ボーカルは地声で無理やりのシャウト、各楽器パートも力任せの勢いで演奏している感じ。

しかし、今聞いてもこの勢いとドライブ感は凄い迫力です。
ハードロックとはいっても、メロディー重視、まるでAORのようなサウンドになった80年代のハードロックに比べると、ゴリゴリした音は正にハード・ロックと言えます。

で、食事の後半は既にこのアルバムが終わってしまったので、 ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)の2006年のアルバム、モーフ・ザ・キャット(Morph the Cat)を聞いていました。
全く異なるサウンドですが、これはこれで、今の時期、夜聞くにはぴったりの音です。

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