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2008年12月 アーカイブ

2008年12月01日

今夜の夕食BGMは Bebop: JAY GRAYDON

Bebop(import)Bebop(import)
JAY GRAYDON

曲名リスト
1. Joe Graydon TV show 1951
2. Oh Yes, There Will
3. Blow Man
4. 4.2
5. Go 'Way Moon
6. Tubs
7. C Bop
8. My Hot Girth
9. G Wizz
10. Star Spangled Banner

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JAY GRAYDONといえば、私は何といっても Steely Dan の PEG のギターソロです。
このアルバムについて、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーが解説しているDVD「スティーリー・ダン/彩(エイジャ) [DVD]」によれば、4,5人のギタリストがこのソロを弾こうとしたけれどうまく行かず、最後に来たジェイ・グレイドンが一回で弾いてしまった、というエピソードを紹介していましたが、ほんとにアイディアに溢れるギターを弾いていると思います。

で、このアルバムですが、タイトルのまんまジャズをやっています。
きっとこういうスタイルで弾くなら、ルカサーだってかっこよく弾くだろうし、他のロック系ミュージシャンでも同じでしょう。
でも、やらない。
それを、こんなまっとうなジャズのスタイルで弾いてしまうのがすごいというか何というか。
とはいえ、Tubsではハーモナイザーを使っていたりとか、やっぱりこの人のセンスはただ者ではないな。
アレンジも演奏もすごくまっとうなジャズだけど、スイング感があって粋な音に仕上がっていて聴いていて理屈抜きに楽しい。

2008年12月04日

今日の夕食BGMはフル・ムーン

フル・ムーン・セカンドフル・ムーン・セカンド
バジー・フェイトン&ニュー・フル・ムーン

曲名リスト
1. ヘイ・ディンウィデイ
2. ザンバ
3. リトル・シスター
4. ダーリン・アレキサンドラ
5. セクシャル・ケミストリー
6. パーティ・シューズ
7. リアル・ラヴ
8. ア・リトル・モア・ホープ
9. ヴァージン・バース

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今日は、だいぶ前に「セカンドがあるとは知らなかった」と書いたことのある、2003年リリースのフル・ムーンのセカンドアルバムを聴いていました。
フル・ムーン名義では厳密には、1972年のアルバムがあるので、3rdということになると思いますが、前作はラーセン・フェイトンバンドから一転リリースしたアルバムのタイトルなので、バズ・フェイトン的にはフル・ムーンのアルバムではなかったということでしょう。

ワタシはスケールには詳しくないんだけど、何となくミクソリディアン、ドリアンを使いまくっているような曲やソロが多いような気がして、その辺がカミさん曰く「エリック・ジョンソンに似ている」ということなんだろうか?
このアルバムのジャズ・フュージョン・ポップ・ロックな曲のスタイルとの違いは別として、確かに全体的な雰囲気やソロの感じは案外当たっているかも。

この人のギターは乾いた感じのソリッドな音がよくて、このアルバムでもたっぷりと聴くことができます。
ボーカルは以前よりウマくなってますが、やっぱりボズ・スキャッグスを思い出させます。
聴いてすぐにいいと感じて、すぐに飽きてしまうアルバムではなく、聴けば聴くほど味の出るタイプのアルバムだと思います。

2008年12月08日

エンヤトットな曲

このあいだカミさんに「ROCK系でもエンヤトットな曲ってあるよね」と言ったんですが、意外にも「そんなもんあらへんわ」という返事。
「そうかぁ? ボン・ジョヴィの曲にもあるぞ。」と言うとボン・ジョヴィファンのカミさんは即座に「あ、ハイハイあります、あります。」とすぐに気づきました。
特にどの曲とは書きません、色々思い浮かべてください。「エンヤットット、エンヤトット……」というリズム(リフ)の、あの曲です。
あと、すぐに思い出せるのは 3rd forceというフュージョンバンドのアルバム、vital forceの1曲目とかですね。

Vital ForceVital Force
3rd Force

曲名リスト
1. In the Full Moon Light
2. No Doubt
3. You Gotta Be Real
4. Give It Up
5. Lift Me Higher
6. Echoes of a Dream
7. Set Yourself Free
8. She Whispered to Me
9. I've Got to Know
10. Smiles All Around
11. Thru the Shadows

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このバンド、どういうバンドかよく知らないんですが、確かヴァージンメガで試聴して買ったんだと思います。
レーベルが Higher Octav Music ということは、Craig Chaquico と同じなので、フュージョンというよりニューエイジ系のバンドなのかもしれません。
まあ、聞いてどうという曲ではないのですが、邪魔にならないというか、食事のときのBGMとしては悪くないと思います。

2008年12月10日

DRCアソートが楽天最安値にチャレンジ!だそうで(^^;



セット内容

ラ ターシュLa TacheP.P.98-992005年1本
リシュブールRichebourgP.P.94-952005年1本
ロマネ サン ヴィヴァンRomanee St VivantP.P.96-972005年1本
グラン エシェゾーGrands EchezeauxP.P.95-962005年1本
エシェゾーEchezeauxP.P.94-952005年1本
モンラッシェMontrachet 1本

Wine Cellar KATSUDAのメールマガジンによれば、「当店、DRCモンラッシェ2005年のお取り寄せ価格が、 1本なんと 1,014,300円です。」なら、確かにこれだけのセットでこの価格は安いかもしれない。(^^;
しかし、世の中不況の嵐が吹き荒れている最中とはいえ、こういうセットをパッと購入できる人もいるんでしょうねぇ。

2008年12月11日

(先週の)ウィークエンドシアターはディナー・ウィズ・フレンズ

ディナー・ウィズ・フレンズ [DVD]

監督ノーマン・ジュイソン
出演ゲイブデニス・クエイド
カレンアンディ・マクダウェル
トムグレッグ・キニア
べストニ・コレット
テイラー・エマーソン
ジェイク・フリッツ
ホリストン・コールマン
アンガス・T・ジョーンズ
ボー・ホールデン

出演者はたくさん書いてありますが、実際にはほぼ4人、2組の夫婦のみの映画といってもいいでしょう。
ゲイブとカレン、トムとべスの2組の夫婦は若い頃からずっと一緒に食事をしたり遊んだりといういい関係を築いているのですが、トムの浮気によってお互いの関係が崩れてくる、そういう物語がたっぷりのセリフと共に進んできます。

テープ、ビフォアー・サンライズ、アフター・サンセット、カンバセーションズなどと同じタイプかな?

ゲイブとカレンにとっては、トムとべスと長く付き合ってはいるけど深い付き合いではなかったのでしょう。
だから、トムの浮気をきっかけにトムとべス双方から言いたい放題の話を聞かされて「あれ、こいつらってこんな奴だっけ?」と違和感を持ったのでしょう。
で、「なんか付き合ってられない連中だなぁ。」となり、やっぱり俺たち夫婦はお互い信じあえる仲だよね、と確認する(したいと思う)という結末。

ワタシ自身も一時期はよく家にも遊びに行ったり、一緒にフリーマーケットに出かけたりしていた友達夫婦と、段々距離ができて疎遠になっていった経験があり、この映画のような関係は実感として分かります。

友人といい関係を保つためには微妙な距離感が必要で、その距離感を縮める様な出来事がお互いの関係に大きく影響する、ということだと思います。
カミさんは「皆喋りっぱなしでイライラした」と言っておりました。
ちなみに同類の映画としてあげた4本も好きではないようです。

2008年12月13日

ストックが切れたときに買うワインは

フランジア 赤 3000ml パック・イン・ボックス
フランジア FRANZIA 3000ml

とんでもない高いワインの後でなんですが、普段夕食のときにいつものようにワインを開けようとしたら、手頃なデイリーのワインを切らしているのに気づくときがあります。
じゃあ、ビールで我慢するか、とならないのが我が家。
同じワインを毎日飲むのは元々好きではないんですが、かといって1日だけとはいえビールだけで我慢するのも嫌なので、そういうときは、すぐ近く、徒歩3分くらいのスーパーへ行ってこれを買ってきます。

3リットル、フルボトル4本分で1480円くらいですから、1本換算だとちょうど370円くらい。
とんでもなくマズいかというとそうでもなく、少なくとも1本倍くらいの価格で売っている、国産ワインと輸入ワインにぶどうのジュースを混ぜた国産ワインより数段いいです。
感じとしては、居酒屋やパスタ屋で、分厚い小さいグラスでよく冷やして提供されるグラスワインの感じ。

何も知らずに飲んだら、フランスのテーブルワインか安いヴァンドペイと思うかも。
アメリカのワインによくある甘ったるい感じでもなく、ちゃんと渋みもあるし、すごくおいしい、飲んでいて楽しい、というわけではないけどワインとして飲めます。
リーデルの大きいグラスだと、少し柔らかくなって印象が変わりました。
ワインが好きというわけでもない知り合いなどと大勢で飲むときなど、こういう選択もありかと思います。

2008年12月14日

ウィークエンドシアター:ジェイン・オースティンの読書会

ジェイン・オースティンの読書会 コレクターズ・エディション [DVD]
ジェイン・オースティンの読書会

見る前は人数は多いものの先週と同じで、限られた人数、殆ど室内の展開を予想して、またカミさんがイライラするような映画かと思いましたが、予想とは違い、読書会を通じてメンバーに色んな出来事が起こり、メンバー一人一人が抱える人間関係のもつれが解きほぐされていくという、それぞれは深刻なストーリーににもかかわらず、穏やかな雰囲気で描かれていて、最後はちょっといい気持ちになる映画です。

最近は仕事に必要な本くらいしか読まなくなったし、読書というものから遠ざかっているので、全然知りませんでしたが、アメリカではこういう読書会が人気ということらしく、Reading Group Guidesというサイトもあって、ここでは読書会にお勧めの本を紹介していたり、ブッククラブへのアドバイスを行っていたりと驚くくらいのコンテンツの多さです。
グーグルで「読書会」を検索すると、日本にも多くの読書会のサイトがあるのが分かります。

私の全然知らない世界を覗いたような、そういう意味でも新鮮な後味が残る映画でした。

ちなみに、最後のパーティーの場面で乾杯に使っていたシャンパンは、ヴーヴクリコ・イエローラベルでしたね。
スッキリしていて、柑橘系のニュアンスのある、おいしいシャンパンですが、余りシャンパンらしさはないシャンパンだと思います。

ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット

2008年12月23日

最近の夕食BGM

最近は、HISTORY OF THE ROCK(ヒストリー・オブ・ザ・ロック)というオムニバスものをよく聴いています。
このCDは10数年前、東京吉祥寺の駅前で路上のワゴンにCDを並べている500円均一、とかそんなところで買いました。

最初は試しに2枚くらい買ったと思いますが、音も悪くないし選曲が絶妙にいいので次々と買い続けて全部で16枚くらいのシリーズの内、どうしても手に入らなかった2枚以外全部揃えました。

この手のオムバスものは色々売ってますが、どれも選曲がいまいちで、ありがちなんですが、「何でこの曲を?」というような、そのミュージシャンのベストとは思えない曲が入っていたりして買う気になれません。
その点、このシリーズは一応年代別に選曲されて入るものの、ジャンルもバラバラ、しかも、ご覧のとおり、まずは納得の選曲です。(^^;

海賊盤かとも思うのですが、一応裏のジャケットにはJASRAC R-340083のマークが……(余計に怪しげ)
定価は2600円ですから、それならまっとうな価格ではあります。
ちゃんと全曲の歌詞とライナーノーツまで付いているのが、正規盤っぽいか?

で、昨夜聴いていた VOL.9 の内容は

HISTORY OF THE ROCK VOL.9(1976~1977)
ヒストリー・オブ・ザ・ロック

1.ホテル・カリフォルニア/イーグルス
2.ピース・オブ・マインド/ボストン
3.お説教/エアロスミス
4.心のラヴ・ソング/ポール・マッカートニー&ウイングス
5.ボヘミアン・ラプソディ/クィーン
6.ウイアー・オール・アローン/ポズ・スキャッグス
7.宇宙の彼方へ/ボストン
8.哀愁のヨーロッパ/サンタナ
9.ラヴ・イズ・ザ・ドラッグ/ロキシー・ミュージック
10.スピーディーズ・カミング/スコーピオンズ
11.ヒート・ウェイヴ/リンダ・ロンシュタット
12.アイム・イン・ユー/ピーター・フランプトン
13.ラブ・カムズ・トゥ・タウン/トーキング・ヘッズ
14.ドント・ストップ/フリートウッド・マック
15.切り裂キジャック/ジューダス・プリースト
16.デトロイト・ロック・シティー/キッス

中々の選曲だと思いますが、いかがでしょう?

2008年12月25日

クリスマスですねぇ

特にキリスト教、その他の宗教信者ではない我が家でクリスマスといえば、年一回ケーキを食べて、普段よりいいワインを飲んで、できればシャンパンもあればいいな、という感じ。
今年も1年が終わるなぁ、という家庭忘年会という雰囲気でやってます。

イベントなので、楽しまなければ損、ということでカミさんも普段よりちょっとだけいい料理を用意して、私は手持ち音源から少しずつクリスマス用CDを編集して、という1日であります。
で、今年のCDの内容は

01 Chris Willis & Lizz Lee - Every Valley Shall Be Exalted
02 Luther Vandross - Every Year, Every Christmas
03 Kirk Franklin - Silent Night
04 Christina Aguilera - Merry Christmas Baby
05 Madeleine Peyroux - Santa Claus Is Coming To Town
06 Alison Krauss - Only You Can Bring Me Cheer (Gentleman's Lady)
07 Sarah Connor - Christmas In My Heart
08 Chipz - Christmas Time Is Here
09 Joe Tex - I'll Make Every Day Christmas
10 Lowell Fulson - Lonesome Christmas
11 Larry Goldings - Silent Night
12 Mindi Abair - I can't wait for Christmas
13 Leona Naess - Christmas
14 Lynyrd Skynyrd - Santa's Messin' With The Kid
15 Carpenters - Merry Christmas Darling
16 Diana Krall - What Are You Doing New Years Eve
17 Boney James - Merry Christmas Baby
28 Michael Franks - Let It Snow! Let It Snow!
19 Aaron Neville - O Little Town of Bethlehem
20 Brian Wilson - What I Really Want For Christmas
21 My Chemical Romance - All I Want For Christmas Is You

てな感じでした。
ゆっくり準備していたら余り時間がなくなって、すぐに取り出せる音源でささっと作った割には聞いていてそれなりに楽しめました。
クリスマスソングといえば、やはり Luther Vandross とか、Aaron Neville、Michael Franks辺りはピッタリですね。
My Chemical Romance のパンクバージョン All I Want For Christmas Is You も勢いがあっていいバージョンです。

で、残念ながら今年はバタバタしていてシャンパンの準備ができず、それでもやっぱり泡だろうということで、手持のフレシネのハーフを。
まあ、いつもながらの味です。
でも、ちょっと楽しめる時にはスパークリングワインがあるとないとでは大違いですから、これはこれで正解です。

ワインの方は、しばらくセラーに置いてあったMercurey Les Montots A.etP.de VILLAINE【A et P・ヴィレーヌ】メルキュレ・レ・モント[2006] 2002です。

ヴィレーヌといえば、ロマネ・コンティの共同所有者、そのヴィレーヌ・オーベール氏が、パメラ夫人と経営しているのでこのドメーヌ名なんだそうです。
ネットショップだと「この価格でロマネコンティの味わい!?」とか書かれていそうです。(^^;
残念ながら、ロマネ・コンティは飲んだことがないので、どうなのか分かりませんが、以前飲んだロマネ・サンヴィヴァンとの比較では、確かに共通するスタイルがあるようにも思います。
まず、軽めの口当たり、樽を殆ど感じないイチゴやチェリーの香り、渋みもキメ細かくてやわらかい、ところがそうかなと。

透明な色合いで軽くてスルスル飲める、じゃ味も薄いか、というとしっかりしたエキス分があって飲み込んだ後も味が残る感じは、すばらしいと思います。
手軽な価格のワインでは、中々ありそうでない、味と香りがちょうどいい感じでバランスしている、そういうワインでした。

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