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2011年11月 アーカイブ

2011年11月02日

スピーカーケーブルをカナレの4S6に替えました

これまで使っていたのは、カミさんが使っていたオーディオテクニカ(Audio Technica)の適当なケーブルで、いずれはしっかりしたものに交換するつもりでした。
ネットをあれこれ検索しているうちに、おそらくスタジオ関係の仕事をされていると思われる方のページを見つけました。(大分前のことでどこのサイトだったか残念ながら分かりません。)

そのサイトによれば、オーディオ用の1メートルがン万円もするケーブルは、スタジオや、ましてライブ会場のPA用には使えない、使われていない、ということでその多くはベルデンかカナレだ、とのことでした。
確かに、1メートルがン万円もするケーブルをライブ会場のP用に使ったら大変な金額になるのは分かります。

ベルデンはラインケーブルやスピーカーケーブルとして知っていて、実物も見たことはありますが、カナレというブランドは初耳だったので、ぐぐってみると、使っている方も多く、しかも中々良い評価をされているようです。

更に調べてみると、このカナレの4S6というケーブルは何と、1mが100円もしないというスピーカーケーブルです。
正直大丈夫なのか、という気がしました。
しかし、ものは試し、ヤフーのポイントもたまっていたので、落札してみました。
即決の落札価格は90円/m。
ポイント利用後の価格は、片チャンネル3m×2本で送料込1088円でした。

オークションは面倒臭い、胡散臭い、怪しい、トラブルが心配、メールやりとりの時間がない、という方は楽天のショップでも購入できます。
この記事を書いている時点での最安値は、SPREAD SOUNDで、126円/m、送料はメール便で160円です。

片端100円で芯出しもできるとコメントされていたので、こちらも頼みました。
自分でやってもいいのですが、経験上手持ちの工具でケーブルの芯出をした場合、ヘタすると10cm位短くなることがあるので、潔く芯出しを頼んだ次第です。(^^;
色も選べるということで、赤にしましたがこれ結構いい色で、暗い色調の多いオーディオの中で良いコントラストになっています。
届いたケーブルは思ったより細く、取り回しも楽でした。

カナレのスピーカーケーブル4S6

ちなみに、このケーブルで接続するスピーカーは、ダイヤトーン(Diatone)のDS-251MKIIです。

ダイヤトーン(Diatone)のスピーカーDS-251MKII

自宅はフローリングですが、余りしっかりしたものではなく、直にスピーカーを置くというわけにはいかないので、大分前に電気屋でもらったエアコンの室外機の防振に使っていたというゴムを敷いています。(直に敷くと跡が付いたりしそうなので、紙を敷いています。)

その上にホームセンターで見つけた30mm厚くらいの御影石を敷いています。
片面は綺麗に研磨してありますが、反対側は結構凸凹しているので、その面をゴム側にしています。
スピーカーを置いて、手のひらを上部に乗せて前後左右に動かしてグラつきがないように、隙間にはアルミホイルを入れています。

ダイヤトーン(Diatone)のスピーカーDS-251MKIIは御影石の上に置いている

プリメインアンプは、ヤフオクで手に入れた Nakamichi(ナカミチ)の IA-4sです。
このプリメインアンプは、入力の切り替えスイッチとボリュームだけという、ワタシ好みのシンプルなものです。

このプリメインアンプの音はいかにも Nakamichi(ナカミチ)らしい、良く言えばストレートで色付けの少ない印象です。
こってりした肉付きのいい音が好みの方には、さっぱりしていて薄いと感じられるかも知れませんが、音の分離もよく意外にパワーもあります。

プリメインアンプはNakamichi(ナカミチ)の IA-4s

まず、音を出してみると思ったより音量も出ないし、か弱い感じです。
が、しばらくするとまず中高音がはっきりして音量感も出てきますし、更に時間が経過すると低音も出てきます。
カミさんが「なんで音が変わるの?」と聞くので「これがオーディオのエージングというもので……」と曖昧な知識でうんちくを垂れるのでした……
ただし、まだ各音域がバラバラに出ている感じです。

これが翌日になると、低音はもっとしっかり、低中高音部分が一体化して、音圧感も増し、これが100円もしないケーブルの音かと驚かされます。
これだけの出費でシステム全体をちょっとグレードアップしたような音を感じることができるという、久しぶりにオーディオへの思いが蘇りました。

一つ上のグレードとなる、カナレ(Canare)の4S8はどうよ、とかベルデン(Belden)のケーブルはどうよ、とかね。

2011年11月23日

ウィンウッド(Steve Winwood)クラプトン(Eric Clapton)見てきました。

クラプトン(Eric Clapton)とジェフ・ベック(Jeff Beck)のコラボも殆興味がありませんでした。
それぞれ個性の強いミュージシャン同士が組んでも結局最大公約数的な音にしかならないだろうという先入観があったからです。
ライブのいいところは、前日から遠足前のようなワクワク感があることで、それが好きなんですが、今回は平日、新幹線往復という距離、カミさんが一緒には行けないので一人だけ、という悪条件も重なっていて、なんとなく気分が盛り上がらない感じでした。

それでも、なんとか仕事のほうが片付いた、というか無理やり片付けて新幹線に飛び乗り、大阪城ホール前に一時間弱前に着きました。
ライブを見るにはちょうどいい、ワタシの好きな時間の間隔です
とりあえずビールを飲みながら、会場周辺をブラブラして噴水のところに腰掛けてまったりとして、30分くらい前に入場。

ステージは思ったより小さく、席はPAの正面付近。
まあ、こんなもんでしょう。
PAから流れる曲は、古いR&Bという感じで、よく知っているタイプの曲だけど具体的なミュージシャンまでは分かリませんでした。

いよいよ客電が消えてメンバーがステージに登場し、1曲目はHad to Cry Todayでした。
その後は、ブラインド・フェイス(Blind Faith)トラフィック(Traffic)、ウィンウッド(Steve Winwood)のソロWhile You See a Chanceなどが演奏されましたが、う~ん、バンドの音にはなっていなくて、良くも悪くも2人のジョイントライブといった音です。

ギターに関しては、クラプトン(Eric Clapton)はストラトの音が太くて、アンプやエフェクターのセッティングによるものかどうか分かりませんが、ストラトの音じゃありません。
ウィンウッド(Steve Winwood)の方はまっとうなストラトの音でした。
でも、クラプトンは大音量で弾きまくりました。
やっぱりギタリストはこうじゃなきゃいけません。
しかも、音がストーレトに頭の中に入ってきて、ギターソロの流れを一緒に追いかけることができました。
ジェフ・ベック(Jeff Beck)はこうはいかないので、脳内モルヒネ出まくる感じで気持よかった。

興味深かったのは、クラプトン(Eric Clapton)の曲にウィンウッド(Steve Winwood)のハモンドが加わっても全く違和感を感じないのに対し、ウィンウッド(Steve Winwood)の曲、GladやWhile You See a Chanceにギターが入ると違和感を感じました。
やはり、クラプトン(Eric Clapton)の曲はギターをベースに組み立てられているので、キーボードがはいることに違和感がないのに対して、ウィンウッド(Steve Winwood)の曲は、キーボードをメインに組み立てられていて、ギターのパートがない曲なので違和感を感じるのかと思います。
この2曲はそれぞれ、サックスソロ、シンセのソロが欲しくなります。

ボーカルに関しても興味深いことがありました。
ウィンウッド(Steve Winwood)はいろんなミュージシャンのアルバムにデュエットやコーラスで参加しているからでしょうか、クラプトン(Eric Clapton)のボーカルにうまくハーモニーを被せるのですが、クラプトン(Eric Clapton)は同じ事をしようとしてうまくいってない部分もありました。
やはりクラプトンはギタリストなのだと思いました。

ライブはこのようにして進み、しっかりと汗もかいたしストンプで足もちょっとガクガクしそうな感じで、ライブを楽しむことができました。
ちょっと慌ただしかったけど、見てよかったライブでした。
今回ライブを見て、これまで興味を持てないのでスルーしていたライヴ・フロム・マディソン・スクエア・ガーデンを買ってみようかという気になりました。

ところで、今回、ライブ以外で興味深いものを見ることができました。
どんなライブでも会場で写真を撮っている人はいるもので、今まで見つけられた場面に遭遇してません。

ところが、今回はちょっと違っていました。
ワタシの斜め前列の男性は、ライブ中に小型のデジカメで3、4枚撮影していたでしょうか。
その時は何も起こらなかったのですが、ライブも進み最後に近づいた頃、ウドーの担当者と思われる人物が人を探すように列を覗き込んで、その人のところに行き一言二言話して外に連れて行きました。
しばらくして、その人は帰ってきたのですが、その時点で会場は総立ちとなっていたものの、腕を後ろに組んでライブを楽しむという感じではありませんでした。

その後すぐに今度は、最初に連れていかれた人のもう1列前にウドーの担当者らしき人物が入っていき、また一人連れていきました。
その人はカメラで撮影した場面は見てないのですが、やはりしばらくして帰って来ました。

撮影している現場を押さえるのではなく、しかもピンポイントで個人を特定しいるところから見て、恐らく監視カメラで会場を見ていて、見つけた場所を担当者に通知しているように思えます。
これがこのライブだけなのか、ウドー主催のライブで通常行われている(行われるようになった)のかは分かりませんが、ライブ画像撮影マニアの方は気を付けられた方がよろしいかと。

ウィンウッド(Steve Winwood)クラプトン(Eric Clapton)@大阪城ホール2011-11-22の開演前

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