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2010年03月 アーカイブ

2010年03月18日

AC/DCのライブを見てきました

2010年3月16日、大坂の京セラドーム(Kyocera Doom OSAKA)でAC/DCのライブを見てきました。
今回はカミさんが会員となっているファンクラブのチケットで、花道からも近い絶好のシートです。
仕事も若干無理矢理に早めに切り上げ、新幹線で新大阪経由でドームに着いたのが18時5分くらい。
思ったより早く、ちょうどいい時間の到着です。
仕事を休んで一足先に来てチケットを受け取っていたカミさんと合流。
最初はちゃんと受け取れるか、ほんとにネットで予約したとおりの咳なのか不安がありましたが、実物を見て安心しました。

会場に入ると久しぶり(エアロスミス以来)のドームはやっぱり広くて気持ちいいです。
それにしても、ステージもジェフ・ベックには比べようもないくらい大きいし、セットも大きく凝っていて、いかにもライブ会場に来たぞ、という雰囲気で気分が盛り上がります。

ライブはPAのエージング用にかかっている曲が良いと、そのあたりから更に気分が盛り上がりますが、今回はバディー・ガイ(Buddy Guy)でした。
しかも!
ジェフ・ベック(Jeff Beck)がギターで参加、というか恐らくオーバーダビングしている、マスタング・サリー(Mustang Sally)までかかって、なんか来月の予告編のような……
この辺りで2人とも結構盛り上がってますが、あくまでワタシら2人だけです。

それからしばらくして、暗転、YouTube(ユーチューブ)で何度となく見ている、あのビデオから始まります。
このビデオは音がすごい。
PAから風が吹いてくるような音圧感で、圧倒されます。

その後、演奏が始まると一気にボルテージと血圧が上昇。
隣のカミさんはずっと飛んでるし、腕は振り上げてるしヘドバンしてるし、結果、翌日から全身筋肉痛という結果。
ワタシも負けずに腕はふりあげるし、ヘドバンも声もあげるしで、心配しましたがほとんで影響はありませんでした、日頃の鍛錬のおかげでしょうか。
さて、ライブは最初から最後まで一部を除いてトばしまくりで、ブライアン・ジョンソン(Brian Johnson)などは62歳とは思えないくらい声も出ていたし、動き回っていました。
メンバーみんな元気です。
花道に出てきたときには、たいてい私たち見ているあたりで立ち止まり、こちらを向いて指さしながら歌ってるくれるので、まるでDVDを見ているような信じられない臨場感。
さすがYouTube(ユーチューブ)、私たちがいた辺りの映った映像がありました。
この映像で花道に出てくる時、最初に立ち止まる付近にいました。

臨場感といえば、曲によってステージのセットが火を吹いたり、花火が上がったりしますが、その熱が頬に伝わってくるのが、これまた凄い臨場感。

そうこうして、ライブも進んできた頃、いつの間にか後ろの辺りに酔っ払った外人がきて、ふらふらしながら近くの男性と肩を組んだりしています。
最近こういうのが多くて困るらしいのですが、よく見るとフェンスの向こうにいるセキュリティー担当者らしき人が無線で連絡をとっている模様。
しばらくして気がつくと背後にセキュリティー担当者がきていて、なんとか連れだそうとしている感じなんですが、人も多いので穏やかにことを運ぼうとすると酔っぱらいがのらリくらいかわしている雰囲気。

その様子をフェンス側からじっと見ていた外人の白髪男性スタッフがいたのですが、酔っぱらいがフェンスにもたれかかった瞬間、後ろから肩のあたりに手を回しぐっと押さえて、耳元で何か話しているようす。
その後酔っぱらいはおとなしく連れられていき、白髪男性スタッフは何事もなかったように、また周囲に目配せしながら歩いていきました。
今回はライブ以外にも、紙吹雪を吹き出していたホースのすばやい回収風景とか、下支えするスタッフの動きも見れたり、何からなにまで楽しめた感じでした。

これは今回のライブ全体で思ったのですが、見ていた位置の関係で花道の出だしの部分とステージが見渡せ、ライブ映像によくあるようなアングルなので、まるで巨大なスクリーンで3DのDVDを見ているような、不思議な感覚。

最後の最後まで、非日常的な体験ができました。
恐らく、AC/DCにとってはこれが最後の来日かもしれませんが、初めて見たAC/DCは最高のロックンロールバンドでした。

2010年03月23日

今年のワタシの誕生日ワインはランシュ・バージュ(Lynch Bages)1973

今月はワタシの誕生日があり、毎年の恒例として、カミさんがワインをプレゼントしてくれました。
別に決めたわけではありませんが、カミさんはブルゴーニュ、ワタシはボルドーのワインを選んでいたんですが、珍しく今年カミさんが選んだのは、ロバート・パーカーが2級に格上げすべきだというランシュ・バージュ(Lynch Bages)1973

1973年というオフヴィンテージで、ロバート・パーカーの採点は55点。
ただし、写真のように非常に綺麗なエチケット。
ひょっとしてリコルク?
かと思ったんですが、キャップシールを切ってみると、上部は古いヴィンテージのワインによく見られるように、真っ黒なホコリというかチリのようなものが詰まっていて、リコルクではない模様。
シャトー蔵出しで、出荷時にエチケットが貼られたのかもしれませんが、それなら状態は良いのかもしれません。

ヴィンテージを考えて、1時間30分くらい前に抜栓。
コルクが長くて、全体にワインが染み込んだように色付いていますが、液漏れした様子はありません。
コルクが抜けてくると、染み込んだワインの香りが漂ってきますが、熟成したワインの良い香りがします。
コルク自体にも嫌な香りはないので、これはひょっとして予想外の大当たりかも?

その前のシャンパンは、ネットショップやブログなどでもよく見かけるボーモン・デ・クレイエールです。
カミさんがコルクを抜きながら「あ、ゆるい感じ」と言ってましたが、そのせいかどうか泡立ちが今ひとつ。
味は、イーストとリンゴっぽさのあるコッテリ系ではなく、柑橘系の香りのスッキしたヴーヴ・クリコ系のさっぱりした味わい。
これはこれでホタテのバター炒めにはぴったりだし、次に飲む赤への前段としては十分な味わいです。

さて、いよいよランシュ・バージュ(Lynch Bages)を飲みます。
グラスに注ぐと色はブルゴーニュのワインのように透き通っていて、若干褐色がかっていますが、まだ元気そうな色合いです。
香りは、湿った土のような匂いに、堆肥のような香りも混じって完熟な感じ。
これで甘みと果実味が残っていれば最高なんですが……

飲んでみると、軽いです。
色と同じようにブルゴーニュのワインのような味わい。
酸味が強いとか劣化しているとか、そういった感じはなく軽いなかにも果実味も甘みもあります。
もし、これがブルジョワ級のワインなら大当たりなワインかもしれません。
しかし、ランシュ・バージュ(Lynch Bages)ということであれば、価格もそれなりにしますし、やはりパワー不足と言わざるを得ません。
でも、ロバパカ氏の55点はないと思います。
ワタシなら、ワインの味わいだけで評価すれば、70点くらいの味わいはあると思います。
まあ、ランシュ・バージュ(Lynch Bages)に求められる品質という面からすればもう少し厳しい評価になるのも分からないでもありません。

純粋にワインの味わいだけで楽しめば、全く問題のない、状態のよい美味しいワインでした。

2010年03月25日

Jeff Beck(ジェフ・ベッック)の新譜 Emotion and Comotion(エモーション・アンド・コモーション)

エモーション・アンド・コモーション

アマゾン(Amazon)で予約していたJeff Beck(ジェフ・ベッック)の新譜Emotion and Comotion(エモーション・アンド・コモーション) が、いつも通り発売日にきっちりと届きました。

いくつかの曲は今までに書いたようにYouTube(ユーチューブ)の映像で見ることができたし、アマゾン(Amazon)のサンプルを聞くこともできたので、大体のアルバムの雰囲気は掴めていたつもりでした。

で、アルバム全体を聞いたい感じも、サンプルで聞いたのと殆同じ印象です。
アマゾン(Amazon)のユーザーレビューでは絶賛の嵐ですが、ワタシには「Jeff Beck(ジェフ・ベッック)は一体どこにいたの?」というのが正直なところです。

ボーカリストを起用するのもよいでしょう、過去にもジェフ・ベック・グループ(Jeff Beck Groupe)、特にオレンジアルバムのように素晴らしいアルバムもありました。
「連中は蚊の鳴くような音でレコーディングするんだ。」と、オレンジアルバムについてJeff Beck(ジェフ・ベッック)が言ったということをネットで知りましたが、それでも、ギターの存在感はずば抜けていたと思います。

う~む、ワタシが先入観にとらわれすぎているのか、感覚が鈍っているのか、修行が足りないのか……
何となく、不完全燃焼で終わったアルバムです。
まあ、ワタシの場合、1週間後、いや、1年後に目覚めるアルバムもありますから(Blow By Blowもそうでした)、1年後は熱く語っているかも……

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